何これ変態!ゼンヴォ「TSR-S」のアクティブリヤウィングが想像以上に激しかった件【動画有】

2020-05-26

先週の日曜日にオランダにて開催された毎年恒例のスーパーカーサンデー。
今年参加した車両は、総数70台以上・総額56億円と、昨年の50台を上回る台数が参加しましたが、その中で登場したデンマーク発のハイパーカー・ゼンヴォ「TSR-S」のアクティブリヤウィングがまるで生き物のように”クネクネ曲がりまくる!”と話題に。


ゼンヴォ「TSR-S」にて採用されているリヤウィングは、活発な空力抵抗に対応するために、ウィングの向きや角度等をアクティブに変化していくのが特徴。
この技術は、自動車の空力プロファイルを変更することで可能となり、更にはどのようなコーナリングにおいても、常に最適なダウンフォースを発生することが可能になります。

「TSR-S」のリヤウィングはCentripetal Wing(求心翼)と呼ばれ、2つの回転軸を使用し、これまで見たことの無いエアブレーキやコーナリングスタビライザとして機能します。
以下の動画でも確認することができますが、コーナリング走行時のリヤウィングがとにかくクイックに変化することが確認できます(マジで生き物に動くんですけど…)。

この特殊なリヤウィングを開発したゼンヴォのシニア流体力学スペシャリストであるKasperDamkjaer氏は、「TSR-Sのウィングコンセプトは、高いダウンフォースを維持し、大きな内向きの力を生成すること。翼が傾いている場合、ダウンフォースは3%だけ減少し、一方でウィングダウンフォースの30%の内向きの力が生成される」と説明。

このようなタイプの能動的な空力特性は、公道仕様モデルの「TSR-S」にとっては非常に重要とのこと。
パワートレインは、排気量5.8L V型8気筒ツインスーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力1,193ps、最大トルク1,100Nmを発揮。駆動方式は後輪駆動で、車体重量は1,495kg。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.8秒、0-200km/hの加速時間は僅か6.8秒、そして最高時速は325km/hにて到達します。

【1200HP Zenvo TSR-S GOING FLATOUT ON THE TRACK! + ACTIVE AERO】


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Reference:motor1.com