初期ロットは僅か200台。BMW「i8ロードスター・ファーストエディション」の最初18台が一挙に納車

2020-05-26

BMW・iブランド・フラッグシップオープンモデル「i8ロードスター」の初期ロットとなる「i8ロードスター・ファーストエディション」が一挙に18台納車したことがわかりました。
ファーストエディションは、初期ロット200台のみ製造される貴重なモデルで、今回その中でも一番最初にラインオフした18台となり、特別な内装とインテリアオプション、ドライカーボン製となるインテリアトリム、Harman Kardonハイファイスピーカーシステムを搭載します。


これら18台は、ドイツのWelt社の式典にて木曜日に引き渡されたとのこと。
「i8」は、2014年に登場したスーパーカースタイルのプラグインハイブリッド搭載モデルで、排気量1.5L 直列3気筒エンジンを搭載しながらも、セル容量20Ah→34Ahに更新されてパワーアップ。

バッテリーとAC同期電気モータにて構成された改良版の「i8」のシステム総出力は369hpを発揮し、0-100km/hの加速時間は4.2秒と驚異的な加速力を持ちます。

なお、「i8ロードスター」は、「i3/i3S」のラインに並んで製造されており、2019年には3Dプリンタ技術を駆使したパーツが流用される予定となっています。
アメリカでの販売価格は約1,800万円からとなり、今年後半から続々と納車予定となっています。

Reference:autoevolution

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BMWのiブランド・フラッグシップモデルとなる「i8」のオープンモデル「i8ロードスター」が約2か月前から生産を開始していますが、既に1,000件以上の予約注文があるなかで、プラグインハイブリッド(PHV)モデルの販売需要を更に高めていくために、今後は特別なロードスターモデルを販売していく可能性が高いとのこと。

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これは、オーストラリアのCarAdviceとBMWのi8プロダクトマネージャーであるMarcus Pluntke氏との対話の中で明らかになったことで、今後BMWモデルの初回販売記録の減少を少しでも抑えるためには、ちょっとした小変更であっても継続して新たな個体を販売していく取り組みが必要であると説明。

確かに、BMW「i8」は改良モデルが販売されるまでに、2017年モデルとして特別仕様車の「i8 Frozen Edition」、更にその前には「i8 Protonic Dark Silver Edition」、そして同年には日本での100周年記念式典の一環となる「i8 Celebration Edition」が発売されました。

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上記の特別仕様車は、その年に応じて特別なカスタムペイントやインテリアデザインを施したモデルとなるため、今回明らかとなった「i8ロードスター」も同じレベルのカスタマイズが行われることは、まず無いとのこと。
そして、「i8クーペ/i8ロードスター」の2ラインナップを製造するための工場のスペースと組立てラインを微調整するだけの柔軟性が無いことから、ボディカラーやトリムオプションといった僅かな変更だけで対応する可能性が高そうです。

ちなみに、「i8」を製造するライプツィヒ工場には、「225xe」のハイブリッドモデルを含む「2シリーズ・アクティブツアラー」や「M2/M2コンペティション」、「2シリーズ・クーペ/コンバーチブル」、そしてリニューアル予定の「1シリーズ」が製造される主力的な工場となっています。