僅か140台のみ。完全レストアされたランボルギーニ「ミウラS(P400S)」が約2.1億円にて販売中

2022-06-29

世界で最も美しいスーパーカーと評され、1966年から1973年の間に764台も製造されたランボルギーニの2シータ・ミドシップモデル「ミウラ」。
「ミウラ」とは、伝説の闘牛牧場の”ミウラ”の名にちなんで命名され、ドアを全開にして、前方から見た姿が大きくたった角を持つ闘牛のようであることからもその名が付けられたと言われています。


今回、中古車市場に登場しているのは、生産台数僅か140台のみとなるチューンアップモデルの「ミウラS(P400S)」(”S”は”Spinto”の略で、直訳すると「押された」となりますが、ランボルギーニの中では「チューンされた」という意味で捉えられている)。
1968年12月から生産が開始され、「ミウラ(P400)」をベースとした排気量3.9L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力350hp/5,100rpm→370hp/7,700rpm、最大トルク368Nm/5,100rpm→383Nm/5,500rpmへとパワーアップ。

ただ、このスペックはあくまでも数値上の話であって、実際にはここまでの数値には到達していないのが事実。
しかも、こうしたパワーアップによりエンジンへの負担は更に重くなり、熱量が多くなるだけでなく騒音も相当に大きくなったとのことで、この時点で更に改良が必要とされていました。

今回登場している個体は、ボルトとナットといった締結類が大きく劣化していることにより、数年前にレストアを実施。
注目の集まるようなホイールナットやその他締結部は全てフレッシュし、ほぼほぼ新品同様の輝きを取り戻すまでとなりました。

インテリアはシンプルなブラック。
シート調整負荷のフルレザーシートというところも渋さが感じられますね。
ベルトーネデザインのスカッフプレートも装着され、より一層の特別感が増した一台となっています。

なお、中古車価格は約2.1億円と思いのほかそこまで高額ではない印象(十分高額ですが…)。

関連記事:世界一美しいスーパーカー。ランボルギーニ「ミウラ P400S」が販売中、価格は4.3億円(2017/9/20投稿)

こちらは、たまたまYoutubeにて発見した元中日ドラゴンズ投手の山本昌さんが所有するランボルギーニ「ミウラSV(P400SV)」。
この車に乗ってザリガニ釣り…贅沢過ぎです…

Reference:CARSCOOPS