製作期間3年、シャシー500mm延長、V10エンジン搭載のロータス「エリーゼ」が販売中。改造費は約800万円【動画有】

2020-11-14

ロータスのライトウェイトスポーツモデル「エリーゼ」をダイナミックにカスタムしたモデルが登場。

こちらの個体、ダスティン・アンソニー氏という人物が自分ひとりでカスタムしたとのことで、元々搭載されている排気量1.6L トヨタ製直列4気筒エンジンから排気量5.0L BMW製V型10気筒エンジンに入れ替え。

もちろん、サイズ的に「エリーゼ」のエンジンルームに収めることは不可能なので、シャシーを508mm延長し、ホイールベースは356mm延長するという変態改造。

全長が延長されたことでスタイリッシュさは無くなり、「エリーゼ」本来の軽さを活かした走行性能は無くなりましたし、どこかヘネシー「ヴェノムGT」にも似ていますね。


具体的なスペック(パワーや車体重量、パフォーマンス等)については不明ですが、BMW製V10エンジンともなれば、当時販売された第4世代の「M5」に搭載されたものと同じで、バルブコントロール技術”ダブルVANOS”とシリンダーごとにスロットルバタフライを設けることで最高出力500ps以上を発揮することが可能。

今回「エリーゼ」を変態カスタムしたオーナーは、更にチューンアップしているとのことなので、スーパーカー顔負けのパワーと軽量バランスを兼ね備えたスーパースポーツになっている可能性が高そうです。

ちなみにドア開閉は、マクラーレンやBMW「i8」でもみられるバタフライ・ドアにカスタム。

ヘッドライトには、シームレス且つ複雑なラインを描くデイタイムランニングライトを装着していることが確認できます。

足回りのディスクも完全入れ替えしており、28センチの靴よりも更に大口径となるブレンボ製。
ホイールは最低でも20インチといったところでしょうか。

以下の動画では、V10エンジンを搭載した「エリーゼ」のエキゾーストサウンドを確認することが可能ですが、もはや別物レベル。

エキゾーストパイプもパガーニ「ゾンダ/ウアイラ」のような中央4本だしのレイアウトに変更されています。

ちなみに、改造費用は約800万円、車両価値としては約2,000万円にも上るとのことです。

Reference:autoevolution

関連記事:えっ、これが?!究極に酷過ぎるフォード「マスタング」が中古車市場に登場。ロータス「エリーゼ」風カスタムで約72万円(2018/1/5投稿)

中古車市場において、何とも酷過ぎるフォード「マスタング」が販売中。

こちらの個体、2003年式の「マスタング」をロータス「エリーゼ」風にカスタムするために改造された一台で、単純に「ボディを切った貼った」を繰り返した試験用であるとのこと。

そのため、見るからにつなぎ目がはっきりとわかるほどに完成度が低く、ボディの凹凸面が数多く見受けられることからかなり不格好なスタイリングとなっています。

特にフロントエンドデザインにおいては、2008年式のロータス「エリーゼ」のヘッドライトを流用するために、フロントエンドのボディラインを手作りスチールにて無理やり作製。

フロントヘッドライトからフロントフェンダーにかけて外付けパーツの完成度はある意味究極の仕上がりとなっています。

ただ、かなり不思議なことにリヤテールに関しては「エリーゼ」ではなく1989年式のキャデラックから流用しているとのことで、フロントはクーペ風、リヤはピックアップ風というかなり迷走感漂う一台。この車体のスタイリングは何と呼べば良いのか非常に悩みどころです(ピックアックーペ?)。

車内は意外にもシンプル。

「マスタング」に採用の本革スポーツシートはそのままに、オールブラックと非常に落ち着いた室内空間を提供。

ちなみに、この個体の走行距離は約37,000kmとそこそこに走行しており、エンジンは排気量3.7L V型6気筒DOHCエンジンを搭載。

中古車販売価格は約72万円と驚愕のプライスダウンとなっています。