これは必見!ピニンファリーナデザインの自信作6台がトリノオートショーに登場

2020-05-26

フェラーリのデザインを手掛けることでも有名なピニンファリーナが、来週より開催予定となっているParco Valentino Turin Auto Show(トリノ・オートショー)2018にて、過去にデザインした自信作6台を一挙に出展することがわかりました。
今回は、その自信作ともいえる6台を一挙にご紹介していきたいと思います。

まず1台目は、ピニンファリーナが最初にデザインしたモデルとなるランチア「フロリダⅡ」(上の画像)。
この個体は、1957年にトリノモーターショーにて発表された2ドアクーペモデルで、創設者でもあるバティスタ・ピニンファリーナのパーソナルカーとして用いられた一台でもあります。


続いては、1969年に考案された画期的なF1コンセプトモデルとなる「シグマ・グランプリ」。
安全タンクやオンボードの防火システムを搭載。
「フェラーリ・シグマ」という別名からエンツォ・フェラーリ等から支援を受けていたともされ、エンジンにはフェラーリ製V型12気筒エンジンを搭載しています。
ピニンファリーナ個人が所有しているとも言われていますが、現在はイタリア・トリノにある国立自動車博物館にて展示されています。

こちらは当ブログでも何度かご紹介したフェラーリ「セルジオ」。
フェラーリ「458スパイダー」をベースにしたコンセプト兼市販モデルで、世界限定6台のみ製造されました。

これはかなり珍しいフェラーリ「ミトス」。
1989年に東京モーターショーにてデビューしたモデルで、同社「テスタロッサ」がベースとなっています。
エンジンは排気量4.9L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力390hpを発揮します。
スタイリングとしては、バルケッタを採用したルーフ無しのオープンモデル。
ちなみに、「ミトス」はイタリア語で”神話”という意味。

こちらは何とも近未来的なデザインを持つ2008年式のコンセプトモデル「Sintesi」。
スーパーカースタイルでありながらも、4ドア+4シータの実用面も持ち、ドアはまさかのシザードア。
そしてガソリンモデルではなく、燃料電池にて走行が可能というエコロジーも兼ね備えています。

最後は、6月6日のスーパーカー・ナイト・パレードにて初めて公道走行が行われるジャガー「XJS」。
パオロ・ピニンファリーナCEOが操作する車両でもあり、かなり注目されている一台となります。

なお、これら6台のピニンファリーナデザインのなかで既に納車したモデルは4台ですが、今回特別にオーナーの許可を得てコーチビルダーやデザインスタジオに注目を集めるようにプロトタイプ展と呼ばれる特設スタジオにて展示されることとなります。

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Reference:CARSCOOPS