あの有名フェラーリコレクターのレストモッドされた1972年式「ディーノ・モンツァ3.6Evo」がジェイレノ・ガレージに登場【動画有】

2020-05-26

超有名なフェラーリコレクターであるデイビッド・SK・リー氏が、自身の所有する1972年式「ディーノ246GTS」をレストモッドした「ディーノ・モンツァ3.6Evo」と共にジェイレノ・ガレージに登場。

レストモッドとは、クラシックモデルをレストアすると同時に、モダンにモデファイ(パーツの一部を加工・修正等)することをレストモッドというわけですが、今回同氏が準備した「ディーノ」は、パーツだけを使ってオーバーオールするために、イギリスのモトテクニックに送り付け、3,000時間以上の工数と1.1億円を超える費用にて改造したと言われています。


その中でも最も重要とされる「ディーノ」に搭載された最高出力192hp発生の排気量2.4L V型6気筒エンジンから、最高出力400hp発生する排気量3.6L V型8気筒エンジンに置き換え、トランスミッションはそのままとなる5速MTを採用しています。

このエンジンは、フェラーリ「F40」にも採用されている合金エンジンブロックを搭載し、「348」のスロットルボディーやフライバイワイヤースロットル、チタンコンロッド、特注のクランクシャフトからの一対となる4バルブヘッドへと統合しています。

5速MTは「328」から流用され、ブレーキは「360モデナ」、シャシーはボックスセクションとシーム溶接にて主要エリアを強化し、より一層のボディ剛性と乗り心地を向上させています。

ミドシップよりも更に後ろには、バッグなどを収納できるトランクを準備しています。

気になるフロントボンネット下部にはスペアタイヤを装備。
最低限の実用性を加味したスポーツモデルとなっています。

デイビッド・SK・リー氏といえば、これまでフェラーリの5大プレミアモデルといわれている「288GTO」「F40」「F50」「エンツォ・フェラーリ」「ラ・フェラーリ」を所有しており、昨年には「F12tdf」が納車されただけでなく、「1964 250 Lusso Competizione」やミハイル・シューマッハ氏が所有していたF1マシンを注文するなど、フェラーリに対して大きな貢献。

しかしながらフェラーリ側は、彼のフェイスブックやインスタグラムを見て、”コレクション”という目的で購入を続けていると認識し、結果的にフェラーリブランドのイメージを低下させる恐れがあるとして、世界限定210台のみ販売された「ラ・フェラーリ・アペルタ」を購入することができなかったことも非常に有名な話ですね。

【David Lee’s 1972 Dino Monza 3.6 Evo – Jay Leno’s Garage】

こちらはデイビッド・SK・リー氏のフェラーリ専用ガレージ。
総額約40億円もする希少なフェラーリ達が数多く並べられています。

【Ferrari Collector David Lee’s $35million car collection! (Part 1)】


【Ferrari Collector David Lee’s $35 million car collection! (PART 2)】

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