文句なしのカッコ良さ。レクサスの新型「IS200t F SPORT」に試乗する

2020-05-26

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10/20にレクサスの「IS」シリーズがマイナーチェンジされてから約2週間。
先日、ようやく新型「IS」の試乗フェアが行われるとのことで、いつもお世話になっているレクサス宝塚さんにて試乗させていただきました。
上の写真は、試乗会にて頂いた粗品(LEXUSロゴ入りトート型ダストボックス)と新型「ISシリーズ」のカタログとなります。
※なお、今回のブログは主にデザインをメインに記載していきたいと思います。


【外観インプレ】
今回試乗させていただいたのは、「IS200t F SPORT」というグレードで、フロントのスピンドルグリルがメッシュ(網目)になっており、
更にはグリル周りがメッキにて包まれています。
ボディカラーはFスポーツ専用となる「ホワイトノーヴァガラスフレーク」となります。

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今回の注目となる、三眼LEDヘッドライト+ハイビームライトですが、コンセプトが出た当初は「このデザインはどうなん?」と
厳し目の印象をもっていました。
しかし、現物を確認してみると「NX」や「RX」,「GS」,「LX」のような三連配置でもなければ「RC」のような独特な配置でもなく”L”を意識したような配置となっており非常にカッコ良く、30系ISよりも更に厳つく且つラグジュアリーさが増したデザインとなっていますね。

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三眼LEDヘッドライトはオプション(税込75,600円)となっていますが、30系ISのLEDヘッドライトのオプション(約14万円)と比べると比較的安いオプション費用となります。

L型のポジションライトと三眼LED、ハイビーム(内側の単眼LED)は以下のように点灯します。

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※ウィンカー並びにハザードは更に内側の部分(7点のライト)が点滅致します。

ちなみに、先日よりナンバー登録が完了したばかりの「IS300h・ベースグレード」(ボディーカラー:グラファイトブラックガラスフレーク)が隣に配置されていたわけですが、こちらのヘッドライトは標準の”単眼LED”となっています。

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なお、今回のマイナーチェンジによりフォグランプが廃止されたわけですが、光の明るさがロービーム及びポジションライトのみで十分なためとのこと。
なお、フォグランプが廃止されたことによりエアインテークが少し大きくなったように感じられます。
このエアインテークは”F SPORT”専用のためメッシュ(網目)となっており、非常にカッコよく顔つきを引き締めています。


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しかし、もう一台の試乗車である「IS300h・ベースグレード」のエアインテーク部分を見てみますと、樹脂カバーが装着されており少々安っぽく見えてしまっているところがちょっと残念なところ。
2台を比較してみると、その差は歴然ですね。

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【内装インプレ】
今回試乗させていただいた「IS200t F SPORT」(ホワイトノーヴァガラスフレーク)の内装はF SPORT専用かつド定番のダークローズ本革シート(税込318,600)ですね。
ちなみにオーナメントパネルは本アルミ[名栗調仕上げ/シルバー](税込147,960円)となっています。

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ナビゲーション画面は、今回のマイナーチェンジにより7インチから10.3インチに拡大されましたが、正直マイナーチェンジ後の「GSシリーズ」のナビゲーションをみなければ、その大きさの違いはわからないほどに、十分大きいです。

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ちなみに、「IS300h・ベースグレード」(ボディーカラー:グラファイトブラックガラスフレーク)の内装は今回のマイナーチェンジにより新しく導入されたニュアンスブラック。
ステッチ側がダークローズで、シートがブラックのツートンカラーとなっており、非常にシックでカッコいいですね。

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【主要諸元・スペック】

「IS200t」は
・排気量2.0L 直列4気筒DOHCインタクーラー付ターボエンジン搭載
・最高出力:245ps、最大トルク:350Nm
というダウンサイジングターボ、高トルクの個体となります。
エンジンは、他のラインナップにもある「GS200t」「RC200t」「RX200t」「NX200t」と共通ですね。

・全長/全幅/全高:4,680mm/1.810mm/1,430mm
・ホイールベース:2,800mm
・最低地上高:135mm
・最小回転半径:5.2mm
・車両総重量:1,925kg
・燃費:13.2km/L

主要諸元・スペックにおいては、特にパワートレイン面ではレクサスの200tラインナップと全く同じのため説明は割愛。

【試乗インプレ】
さて、早速「IS200t F SPORT」に乗り込み、エンジンスタート。
やはりエンジンスタート音は他のラインナップ同様に、アイドリング時の振動を拾うことなくゆったりとした乗り心地が得られますね。
シートはF SPORT専用だからでしょうか、若干硬めではありますが高速走行時のシートとの張り付きを考慮するとちょうど良い硬さかもしれません。

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今回試乗した時間は、15時ぐらいで結構な混み具合ではありましたが、そんなイヤ~渋滞の中でも「IS」の室内空間はゆったりと落ち着けることができます。
ナビも10.3インチと非常に大きくなったので、オプションのTVキャンセラーキットを取付ければ、待ち時間でもテレビを見ながらくつろぐことができますね。

今回も、前回の「GS200t F SPORT」の試乗同様に様々な走行モードに挑戦(基本的には、全く同じパワートレイン・フィーリングのため「GS200t F SPORT」の試乗記の内容をそのまま転用しております)。
走行モードは「ECO/NORMAL/SPORT S/SPORT S+」がありますが、[ECO]モードは、やはり加速が若干もたつきますが、街中で走行する分には十分すぎるモードだと思います。

[NORMAL,SPORT S/SPORT S+]モードは、ターボエンジンの特徴ともいえるトルクがしっかりと発揮されており、傾斜のある上り坂でもしっかりと加速できます。
駆動システムも後輪駆動であることから、非常にクイックにカーブを曲がることができますし、カーブ進入時の車体が外側に膨らむといったことも無かったように感じます。
下り坂で少々スピードが出ても、かなりブレーキが利くところも大きな安心材料ですね。

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ここからは追記となりますが、今回試乗した「IS200t」はコンパクトなスポーツセダンのため、運転操作時の車体のサイズ感は非常に小さく感じるため、男性だけでなく女性でも簡単に乗りこなせそうな気がしました。
なお、担当者さん曰く新型「IS」は女性数名からもオーダーをいただいているとのことです。

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【ちょっと気になる点】
今回の試乗にて、大きく気になった点が一つ。
それは、パーキングブレーキが自動ではなくフット式であるということ。
自動パーキングブレーキシステムは、「NX」「RX」「LX」「GS」「LS」に搭載されていますが、「IS」「RC」「HS」「CT」はフット式なわけですね。
個人的には、今回のマイナーチェンジにてフット式から自動パーキングシステムにしてほしかったですね。

【価格について】
「ISシリーズ」の中でも”一番安い”価格帯となる「IS200t」。
それでも車両本体価格470~530.8万円とコンパクトセダンにしてはクラウン・ロイヤルサルーンに近い価格帯ではありますが、排気量が小さい分、自動車税は少し安いというところは大きなポイントかもしれません。
また、燃費も13.2km/Lのため、ハイオクではりますがそこまで大食いの感じでもなさそうに思えますね。

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【総括】
以上より、「IS200t F SPORT」はよりアグレッシブな顔つきで独特のデザインを持った個体ではありますが、男性だけでなく女性にも是非乗っていただきたいと思えるコンパクトセダンですね。

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最後に、現在新型「IS」の試乗予約が大分立て込んでいる中で、試乗をすすめていただいた担当者様、そしてレクサス宝塚さんに感謝です。