アウディCEOのルパート・シュタートラー氏逮捕。ディーゼル・スキャンダルに関連して

先日、フォルクスワーゲングループのディーゼルモデル排ガス不正問題について、ポルシェ従業員を含む3名が逮捕され、同グループのディーゼル排ガス不正問題に関連してポルシェを襲撃し、ポルシェのパワートレイン開発ボスを担当したヨルグ・ケルナー氏が逮捕されましたが、今回は遂にアウディの現役CEOであるルパート・シュタートラー氏がフォルクスワーゲン・ディーゼルエンジン排ガススキャンダルに関する継続的な調査の一環(いわゆる不正疑惑)として逮捕されたことがわかりました。

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ルパート・シュタートラー氏は、ドイツ・ミュンヘンの検察官が証拠を押さえて調査を妨害しようとするリスクがあるとして、6月18日に逮捕。
恐らく、これまで関わってきたディーゼル・スキャンダルに関連して逮捕されたケースの中では、最も位の高い人物だと思われますが、これによってフォルクスワーゲングループの信頼性や品質の失墜は不可避となりました。

先月、アウディは約6万台の「A6/A7」のディーゼルモデルに排出ガステストを欺くソフトウェアの問題があったとして、ドイツマーケティング担当者はディーゼルモデルの欧州車両約85万台の車両を回収したと発表しましたが、調査結果次第では、フォルクスワーゲングループに関連した従業員に限らず、フォルクスワーゲングループ全体に調査が入り、全ディーゼルモデルの販売はおろか、経営難に陥るケースも十分にあり得るのではないかと思われます。

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Reference:CARSCOOPS

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全世界にて大きく取り上げられたフォルクスワーゲングループのディーゼルモデル排ガス不正問題について、この問題にて悪用していたポルシェ従業員を含む3名が逮捕されましたが、今回ドイツ警察は、同グループのディーゼル排ガス不正問題に関連してポルシェを襲撃し、ポルシェのパワートレイン開発ボスを担当したヨルグ・ケルナー氏を逮捕しました。

今回の一件に関し、Frankfurter Allgemeine Zeitungによるとポルシェの研究開発責任者であるマイケル・スタイナー氏と無名の元従業員達3名を拘束。彼らは高排出ガスを隠ぺいすることが可能なディーゼルエンジン専用のソフトウェアを製造し、詐欺並びに虚偽広告を作成した罪として訴えられました。

ただ、これらのエンジンに関して、ポルシェは一切ディーゼルエンジンを製造しておらず、フォルクスワーゲングループから供給されたエンジンが、排ガス規制を満たしていないことは知っていたと言われていますが、同じグループ以外のアウディやポルシェからも新たな闇が現れそうな予感はありますね。

ちなみに、Automotive Newsによれば、ヨルグ・ケルナー氏はポルシェに異動する前に、アウディのエンジニアチーフに就き、エンジンとトランスミッションのソフトウェアとエレクトロニクスの取扱いも担当。もしかすると、このとき既に違法と思われるソフトウェアの開発を密かに行っていたのではないかとも言われていました。

来年からは、ポルシェ「ミッションE」の販売に伴い、同社ディーゼルエンジンモデルのラインナップ化は遠ざかり、主にエレクトリックモデルを主体として販売化が進められていく予定。
ただ確実にディーゼルモデルが無くなるわけではなく、だからといってポルシェ独自のディーゼルエンジンを開発したり製造することはなく、あくまでもアウディないしはフォルクスワーゲングループからのエンジン供給による市販化を計画していると会長のオリバー・ブルーメ氏はコメントしていますが、そう言いながらもさりげなくディーゼルモデルは市販化せずにハイブリッドモデルとエレクトリックモデルへと本格的に注力し、過去の話を無かったことにするような手立てをとりそうな予感も有りそうな気はします。

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