ジェイソン・ワット氏専用に改造された「フォードGT」が登場。これが特別車両の加速だ!【動画有】

2020-05-26

これが障がい者専用スーパースポーツだ!

今年2月、デンマーク・コペンハーゲンの特別なセレモニーにて、アメリカの最新スーパースポーツモデル「フォードGT」がヨーロッパ第一号車として納車。
この個体は、プロレーシングドライバであるジェイソン・ワット氏が、1999年にモーターサイクルでの大事故により、下半身麻痺の障がいを残すこととなり、そのため、今回納車された「フォードGT」は単なるスーパースポーツカーではなく、身体障がい者用に改造された福祉車両タイプの「フォードGT」となります。
※足でアクセルやブレーキを操作するのではなく、手動だけで操作することが可能。

関連記事:欧州にて、”特別な”「フォードGT」第一号が納車。オーナーはあの有名ドライバのジェイソン・ワット氏【動画有】(2018/2/10投稿)


ガルフカラーから特別なグリーンカラーにラッピング

ボディカラーは、元々「フォードGT40」にも採用のガルフカラーをチョイスしていたのですが、チャリティーイベント専用に特別にグリーンカラーのラッピングとスポンサーロゴを追加したとのこと。

また、この個体はルーフラックも装備されていて、上の画像のようにジェイソン・ワット氏の車いすも簡易的に搬送することが可能。
手動での操作というのは中々慣れるには時間がかかるものの、同氏は、事故した3年後のデンマークツーリングカー選手権にて、福祉車両用に改造したモデルで見事優勝した生粋の天才レーサーでもあります。

同氏は、今回の新型「フォードGT」だけでなく、2005年モデルの「フォードGT」も福祉車両用に改造していて、「私のフォードGTはおそらく、障害物のある駐車スペースに駐車できる世界最速の車だろう」と冗談を放っていて、彼自身、非常に明るい性格であることがわかります。

新型「フォード-GT」のスペックは、排気量3.5L V型6気筒ツインターボEcoBoostエンジンを搭載し、最高出力647hp、最大トルク744Nmを発揮。最高時速は347km/hにまで到達し、トランスミッションは7速DCTを搭載します。

とても手動操作とは思えぬ加速がコチラ!

 

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Reference:autoevolution