V10&V12NAは引続き採用へ。ランボルギーニの次期ハイブリッドモデルは、エンジンのダウンサイズ化を図らない模様

2020-05-26

ランボルギーニはやっぱり自然吸気が大好き!

フェラーリが自然吸気エンジンからダウンサイジングターボ化を進めている中、ランボルギーニの次期V10(「ウラカン」)・V12(「アヴェンタドール」)モデルについては、ダウンサイジングターボ化せずに引続き自然吸気系を採用することがわかりました。

これは、ランボルギーニのテクニカルディレクターであるMaurizio Reggiani氏が発表したもので、次世代スーパーカーのシリンダ数を減らすことには大きな抵抗が有る様子で「全ての車には使命があり、その使命に基づいて適切なエンジンを選択する必要があり、燃料消費と排出量を考慮するために、私たちは自然吸気エンジンとのハイブリッドシステムを組合わせることが正しいと確信している」とコメント。


ハイブリッドの欠点でもある重量増を最小限に

2022年に予定されている「ウラカン」の後継モデルについては、プラグインハイブリッドを搭載する可能性が高いですが、「アヴェンタドール」については、部分的に電力に切替えることが可能なマイルドハイブリッド?となる可能性が。
同氏は「私たちは現在の車の特性を失うことなく、このアイコンを再開発する必要がある。V12NAエンジンはもちろんのこと、カーボンファイバや他のコンポーネント、そしてバッテリパックにおいても、過度な重量増加にならぬように最小限に務めながら製品化に漕ぎ着けていく」とのこと。

パワーの詳細等については不明ですが、次期「アヴェンタドール」については、10月に発表されるであろう「アヴェンタドールSVJ」が最高出力800psを発揮するのであれば、次期V12エンジンのハイブリッドモデルは900psを超える可能性は十分に高いとの情報も。

いずれは100%電気自動車がラインナップされるとのことで、こちらについては、別のパフォーマンスとして擬似的にエンジンサウンドを奏でる技術やハイパフォーマンスなバッテリ技術を搭載したモデルが登場する予定(時期的には2026年頃)となっています。
そしてもう一つは、将来的に水素燃料を用いた最もエコロジーな一台を提供予定とのことで、これについては15年~20年程かかると言われており、消費者のニーズに合わせたデザインと価格、パワーを持った一台になるとランボルギーニは説明しています。

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Reference:Zero2Turbo