”和製ロールスロイス”のトヨタ・新型「センチュリー」が遂に登場。価格は1,960万円から、車体の事故状態でドクターヘリの出動も可能

2020-05-26

21年ぶりにフルモデルチェンジを果たす「センチュリー」

トヨタのフラッグシップモデル「センチュリー」が21年ぶりにデザイン等を一新して遂に販売スタート。
2017年10月の東京モーターショー2017にてワールドプレミアした「センチュリー」は、皇族公用車にも使用されており、「匠の技」や「高品質なものづくり」を継承しつつも新たに3代目として登場しました。


デザインだけでなくサイズ感も欧州フラッグシップモデルを猛追だ

車体サイズとしては、全長5,335mm×全幅1,930mm×全高1,505mm、ホイールベース3,090mmと欧州フラッグシップモデル顔負けの大型サルーンとなります。

こちらはフロントグリルデザイン。
「センチュリー」の象徴でもある「鳳凰」の周りにあるグリル奥には、七宝文様を配置することで、”品位ある華”を表現しているのだとか(これは美しい…)。

こちらは無数のシングルスポークが配置された高級感溢れるホイール。
センターキャップの”鳳凰”は、職人の手作業にて彫刻されているため、納期も相当に長いと言われています。

インテリアも日本のデザインと品質を活かした豪華なつくり

車内を確認してみると、ドライバーズポジションから見るインフォテイメントシステムやデジタルダイヤル、後部座席エリア等、現代的な設備を揃えより一層のラグジュアリー性を確保しています。
特に車内のレイアウトについては、クラシックなスタイルとウッドトリム、ウール/レザーシート、プレミアムオーディオシステム、読書灯、ライティングテーブル等も標準装備しています。

センターコンソール付近には、何やら数多くのボタンの配列がありますが、シートヒーターやベンチレーション、後席の操作等も一括にて調整可能となっています。
後席スペースはゆったりを脚を伸ばせるほどの広々とした空間でありながら、リヤエンターテイメントシステムも完備しています。

エンジンはV12NA→V8NA+ハイブリッドにダウンサイジング

パワートレインについては、前世代のV型12気筒自然吸気エンジンからのダウンサイジングとして、排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジン+電気モータのハイブリッドエンジンを搭載。システム総出力としては431psを発揮し、燃費はJC08モードで13.6km/Lとなります。

更に凄いのはトヨタの安全装備だ!

新型「センチュリー」は、クラシカルなオールドスタイルとモダンな調和はそのままにするも、トヨタの先進的な技術を駆使した「トヨタ・セーフティ・センス」を搭載し、ブラインドスポットモニターやパーキングサポートアラート、新開発となるエアバッグ連動型のヘルプネットサービス、そして車両が事故し際にその車両の重症度を見て、ドクターヘリ等を早期的に出動させる「C-Call Net」も搭載するとのことです。
なお、車両本体価格は1,960万円と非常に高額ながら、月間生産台数は僅か50台となっています。

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Reference:motor1.com