ランボルギーニ「ミウラSVR」が見事レストアされ日本に帰還。岡山・中山サーキットを走る

2020-05-26

あのワンオフモデル「ミウラSVR」が中山サーキットを走る!

ランボルギーニのV12モデルでスーパーカーブームの火付け役でもあった「ミウラ」。
今回その中でも特別なワンオフモデルといわれている「ミウラSVR」が、ランボルギーニ・レストア(ポロストリコ)部門の手によって完全レストアされ日本人オーナーのもとに帰還し、更に岡山県の中山サーキットを走行しました。


前後の開くカウルは圧巻!それが「ミウラ」だ!

この個体は、ランボルギーニのテストドライバであるBob Wallace氏によって開発されたもので、有名なレーシングカーの「イオタ」にインスパイアされ「ミウラS」をベースに1974年にワンオフ仕様の「ミウラSVR」として改造し、オーナーのもとに納車。
この個体のシャシーナンバーは#3781として登録され、エンジン番号2251、ボディ番号383、そしてインテリアはヴェルデ・ミウラと呼ばれるグリーン系から、ブラックのアルカンターラに変更されました。

ベースは「ミウラS」で、8回もオーナーが替わる?!

もともと「ミウラS」は、1968年11月30日にイタリア・トリノにてランボルギーニディーラに配送され、その年の初めにトリノモーターショーにて出展。
この個体は、約6年間で所有者が8回も変わり、1974年にドイツのハインツ・ストラヴァーが購入したと言います。

あの人気漫画「サーキットの狼」にも登場し一世を風靡

この「ミウラS」は、日本・名古屋にある東名モータースの伊藤広光社長によって購入され、ランボルギーニに「ミウラSVR」として改造を依頼。その後の漫画である「サーキットの狼」にて大きな影響を及ぼした一台で、東京に拠点を置くモデルカー製造の京商もスモールサイズの「ミウラSVR」を発表する等して、一気にスーパーカーブームを引き起こしました。

なお、今回この「ミウラSVR」のレストアには、約19か月(2年半)の期間を要し(その中でも4点式シートベルトや取外し可能なロールバー等を追加することが相当に難しかった模様)とのことですが、改めて新車に近い状態にまで戻り、世界一美しいスーパーカーとして中山サーキットを走行。
今この個体の車両価値を付けるとなると、それはかなり難しいとのことですが、億超えになることは間違いなさそうです。

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Reference:motor1.com