実は余分に作られていた。最後に生産されたダッジ「チャレンジャーSRT・デーモン/ヴァイパー」ペアが1.1億円にて落札

2020-11-13

ペアながらも落札価格は1億円超え

一番最後に製造されたダッジのハードコアモデル「チャレンジャーSRT・デーモン/ヴァイパー」のペアがオークションに登場。

今回一番最後に生産された個体は、アメリカ・コネチカット州にて開催されるバレット・ジャクソン・ノースイースト・オークションにて出品され、同じくこのオークションにて出品予定の”最後に製造”された「ヴァイパー」と同じボディカラーを持ち、排他性を意味するインストルパネルバッジと”アルティメット・ラストチャンスパッケージ”なるオプションが設定され、約1.1億円にて高額落札されました。


今回出品されたオークションでは、主催のバレット・ジャクソンによれば、オークションにて得られた収益金はアメリカ心臓協会(American heart Association)のドリブンハーツキャンペーンを支援するための資金として寄付され、同社のブランド戦略担当バイスプレジデントであるDriven Hearts氏も、心臓病や脳卒中のための資金を調達し、意識を高めていくための一年間とするために積極的に活動していきたいと説明。

実は余分に多く製造されていた「チャレンジャーSRT・デーモン」

なお、「チャレンジャーSRT・デーモン」は、世界限定3,300台のみ製造される予定でしたが、実際に製造された台数は3,314台となっています。

この理由としては、ファーストロットにて製造された最初の3台が出荷中に不慮の事故で炎上→廃車となり追加製造。これにより製造番号は異なるものの無理やり初期番号に交換したと言われています。

残りの11台に関しては、これは製造時の品質管理の要件を全く満たせていなかったことから、同社のVINシステムを変更したと言われています(つまり製造途中から品質が変わっている)。

製造された全てが全く同じ品質ではないところから、ある意味アメ車らしい考えではありますが、それでも今回のオークションでは(あくまでペアですが)1.1億円もの価値を生み出すほどの人気があったことは事実ですね。

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Reference:autoevolution