意外と忘れられていた限定モデル。ツートンカラーのロータス「エヴォーラGT430」が目撃に

2020-05-26

ハードコアモデル「エヴォーラGT430」がミラノに登場

ロータスが、昨年7月に発表した世界限定60台のみ販売のスポーツモデル「エヴォーラGT430」。
ロータス曰く「ロードカー史上最もパワフルで過激なスポーツカー」であるとして、それでいて2,000万円を超える超高額モデルとなります。


ロータスにレッドとブラックのツートンはある意味反則

今回この限定モデルがイタリア・ミラノの中心街にて目撃されたわけですが、レッドを基調としブラックのアクセントを加えたデュアルトーンが何ともスポーティ。
コンパクトスポーツモデルでありながらも、そのエキゾチックな雰囲気とスタイリングは他社スーパーカーに負けずとも劣らずといったところで、街を歩く人々も何度見かしている様子。

「エヴォーラGT430」のパワートレインは、排気量3.5L V型6気筒スーパーチャージドエンジンを搭載し、最高出力436ps/7,000rpm、最大トルク441Nm/4,500rpmを発揮。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間は3.8秒、最高時速は305km/hに到達し、最高速時に250kgのダウンフォースを実現すると言われています。

トランスミッションは、生粋の走り屋に楽しんでいただきたい6速MTトランスミッションのみを設定し、車体重量は1,258kg(エヴォーラ・スポーツ410に比べ26kgの軽量化に成功)と非常に軽量で、フロント・リヤバンパーやフロントスプリッター、フロントアクセスパネル、ルーフ、リヤウィング等をカーボン素材にすることで実現しています。

あらためて「エヴォーラGT430」の存在感は別格

その他には、クリック調整圧縮やリバウンド設定、軽量Eibachスプリント、トルセンスリップディファレンシャル、チタンエキゾースト、Ohlins TTXツーウェイ調整式ダンパーといった走行性能を高める上での様々な設定が施され、タイヤはブガッティやケーニグセグにも採用されているミシュラン製パイロットスポーツカップ2タイヤを装着しています。

こちらの個体、発表当初はその高額過ぎる価格設定もあって大きな注目を浴びましたが、今ではその存在が若干薄らいでいるように見えるも、改めてこうしてイタリアの街並みに佇むだけでも十分なオーラが伝わってきます。

ロータスは今後どうなる?

今後、ロータスのトップはジーン・マーク・ゲールズ元CEOから中国・吉利汽車のQuingfeng Feng新CEOへと切り替わるわけですが、その経営方針や販売モデル・デザイン等も大きく一新します。
親しみのあったロータスのデザインが、今後どのように変化していくのか非常に気になるところですが、間違ってもパクリモデルを生み出すようなことだけは避けてほしいところです。

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Reference:CARSCOOPS