マクラーレン「540C(約2,200万円)以下のモデルを投入するつもりはない。SUVもラインナップすることも有り得ない」

マクラーレンの考えはブレない

マクラーレン・ノースアメリカのトニー・ジョセフ氏が、オートモーティブ・ニュースからのインタビューにて、今現在ラインナップしているスポーツシリーズ「540C/570S/570GT/570Sスパイダー」よりも手頃なモデルをラインナップする計画は全く無く、更には「540C」のような2,200万円程で購入できるエントリーモデル以下を販売するつもりはないとキッパリ否定しました。

これに加えてトニー・ジョセフ氏は、2年前にエントリーモデルを販売している「540C」だけでなく、SUV市場に参入しているランボルギーニ「ウルス」やベントレー「ベンテイガ」、ロールスロイス「カリナン」、そしてフェラーリのFUVモデルといったサブスポーツシリーズ的なスポーツSUVも参入するつもりはないことも繰り返し明らかにしています。

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ニッチな市場にて闘い続けることがマクラーレンの流儀

フェラーリとランボルギーニは、年々その生産台数を増やしており、特にランボルギーニは、今年の目標年間販売台数7,000台に設定し、新参且つ手軽なSSUVモデル「ウルス」を投入することで、来年以降の需要の幅を拡大していく計画を持っていますが、マクラーレンはスーパーカーと謳われるそのニッチな市場での争いに満足している模様。

マクラーレンは、昨年の世界販売台数を3,340台と伸ばし、ランボルギーニの昨年の販売台数3,815台に迫る勢いを持っていますが、マクラーレンが重要視していることはSUVを販売することでの手軽さをアピールするのではなく、車本来を操作することの楽しさではないかと考えています。

そしてもう一つは、同社エンジニアリングデザインのボスであるダン・パリ―・ウィリアムス氏が最近のメディアイベントに「スポーツカーが実用的ではないと指摘したのは誰か?少なくとも私はスポーツカーが実用的な車だと考えている」と哲学っぽいことも話しており、強烈な馬力と最高の加速力とハイパフォーマンスな走りを提供することが「非常に実用的」と考えている様子(ある意味間違ってはいないけど)。

恐らくこういった考えにマクラーレンの強い価値観と、ロマンチックな部分が隠れており、ニッチな市場を求める顧客が魅力と感じる部分なのかもしれません。
私自身も、マクラーレンの芯のブレない真っ直ぐな考え方にはかなり好感を持っていて、フェラーリCEOであるセルジオ・マルキオンネ氏が「このメーカがSUVなんか作ったら、私を殺してくれ!」と言い放った数年後には「SUV作るぞ!!」と手のひらを返したかのようなブレッブレの発言をしないところが、マクラーレンの根強い人気の一つなのだと思います。

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Reference:CARSCOOPS

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