世界限定15台の超希少モデル。ドライエ「135コンペティション」が販売中。その価格なんと27.5億円也

2020-05-26

”超”高級車メーカから”超”高額車両が販売

フランスの超高級自動車メーカ・ドライエが、世界限定15台のみ製造した究極の希少モデル「135コンペティション」。
ドライエは、レトロな自動車メーカの中でも名の知れた1社でもありますが、その中でも圧倒的に評価の高い車両として1936年に製造されたのが「135コンペティション」でした。今回この個体が、人気中古車サイトMotorGT.comにて販売されていますが、その価格が驚異的ともいえる約27.5億円にて販売されています。


エンジンは直6、フロントロングノーズスタイル

今回販売されている個体は、上記の通り15台中の1台と非常に希少で、アメリカ・サンディエゴの有名なクラシックカーコレクターが15年以上も所有していた一台となります。
搭載されるエンジンは、排気量3.5L 直列6気筒OHVエンジンを搭載し、最高出力120hpを発揮します。トランスミッションは4速MTを搭載。

シートは超高級メーカのスペシャルレザーを採用

ボディカラーは、Bleu Fronce(ブルー・フォンセ)と呼ばれる濃紺系の塗料にて仕上げられ、インテリアはライトなダークカラーの本革仕上げとなっています。
ちなみに、この本革はオーストリッチと呼ばれる超一級のスペシャルレザーとして採用されており、ラグジュアリー仕上げ&ダークブルーのフロアマットと見事にマッチしていますね。
全体的に非常に美しい仕上がりとなっていることから、世界中の様々な車が集いしコンクールイベントにてベスト20のベスト・イン・ショア賞にも受賞し、更にはクラシックカー・クラブ・オブ・アメリカ・シニアプレミア100ポイントコンディション車として認定さえる程に、世界が認めたクラシックカーとなります。

サーキットの実績も持つ本格派

しかもこの個体、単なるロードゴーイングカーとして活躍するだけでなく、ル・マン24時間耐久レースやモンテカルロ・ラリー、パリサン・ラファエルレース、第二次世界大戦後の複数のグランプリにて勝利を飾ったトラック向けのモデルでもありました。
そのため、1930年代後半ではほとんどレーシングに時間を費やし、1949年にはオーストラリアGPにて初優勝を果たしました。

これだけ数多くの功績を残してきたドライエ「135コンペティション」が約27.5億円にて販売されることはある意味妥当な数値といえるかもしれませんが、実際に購入希望者が登場するかは不明となっています。

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Reference:motor1.com