グッドウッドフェスティバルにて、中東のWモータースが「フェニア・スーパースポーツ」を公開へ。限定25台のみ、生産準備も完了

2022-07-07

Wモータースからは「フェニア・スーパースポーツ」の僅か1台のみ

7月12日開催されるイギリス・グッドウッド・フェスティバル2018にて、中東のスーパーカーメーカであるWモータースが、最新モデルで量産仕様となる「フェニア・スーパースポーツ」を出展することがわかりました。
この個体は、今年3月のスイス・ジュネーブモーターショー2018でも公開されたミドシップモデルで、パワートレインは排気量4.0L 水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、RUF(ポルシェ)チューニングを施すことで最高出力800hp、最大トルク980Nmを発揮します。


見た目は中東らしい奇抜なデザインだが、価格もやはり中東らしい

パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間はデンマーク発のゼンヴォ「TS1 GT」に匹敵する2.7秒で、最高速度は400km/hにまで到達、トランスミッションは7速PDKギヤボックスを後輪駆動に介するため、アクセルレスポンスは抜群となります。
「フェニア・スーパースポーツ」は、エンジニアリングスペシャリストのMagna SteyrItaliaによって共同開発されたもので、アクティブな空力特性を特長としながらもカーボンファイバボディによって、最大限の軽量化を施し、車体重量は1,350kgを実現しています。

なお、生産台数は年間僅か25台と非常に少ないですが、既に生産ラインは確立されているとのことで、グッドウッド・フェスティバル2018開催に合わせて生産時期を明確に発表する可能性が高そうです。

ちなみに、「フェニア・スーパースポーツ」の”フェニア”とは、北欧神話に登場する巨人女性の名前を意味。
前モデルとして登場した「ライカン・ハイパースポーツ」の”ライカン”とは、同神話に登場する狼男の中でも自由自在に変身できる最も進んだ種族を意味していて、フェニアよりも上に位置する存在(上位グレード)を持つことで、上下の関係性を示したラインナップになっていると考えられます。