BMWは2025年までにEVモデルを15%~25%販売する模様。実質20種類以上がPHVとEVモデルに

2020-05-26

いよいよBMWもEVモデルが集中する時代へ


BMWが以前より公開しているロードマップについて、同車は2025年までに20種類以上のプラグインハイブリッド(PHV)モデルとEVモデルを販売する予定となっています。

これは、環境に配慮したモデルとなりますが、ユーザにとってどれほど人気の出るモデルになるかは不明で、価格帯もさることながら、トータルバランス的に「売れる」のかどうかが全く読めないモデルになるとのこと。



Car and Driverによれば、BMWの取締役メンバーが「2025年までに我々が作る自動車の15%~25%が電気駆動系統になると想定している」と述べていますが、その一方でOliver Zipse氏は「EVの人気が高まれば40%になるかもしれないし、反対に全く人気が出ずに僅か10%程しか販売されない恐れもある」とも推測しているとのこと。

BMWは従来型のプラットフォームを流用か

これは不確実な点がい多いものの、BMWはEVモデルに第5世代アーキテクチャを採用する可能性が高く、多くの企業が電気自動車用の特注プラットフォームを開発している中、BMWは従来のハイブリッド及び電動パワートレインにて使用するGen5プラットフォームを流用していくとのこと。

アーキテクチャは2種類のバージョンのみが存在し、それらは密接に関係すると報告されていて、1つは前輪駆動(FF)モデル用、もう一つは後輪駆動(FR)モデル用となっています。
これらの駆動システムを上手く組み合わせることで四輪駆動システムに対応できるとのことですが、これについてはまだまだ開発の段階にある模様。


将来的には、全てのモデルが車両の床下にバッテリパックを収容するように設計されたプラットフォームが当たり前と考えられているなかで、従来型のパワートレインも今後は普及し続けることが予想されています。
なお、第5世代プラットフォームが搭載されるモデルとしては、2021年に発売予定の「iNext」が濃厚で、そこから他のモデルへと派生することになりますが、搭載するバッテリは60kWh、90kWhもしくは120kWhの3種類となっていて、航続可能距離は最大で700kmにまで到達すると言われています。

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Reference:CARSCOOPS