アポロが他社スーパーカーを批判「どの車も運転が楽過ぎだ。IEは運転が難しくスキルが必要。怖くて楽しい車を作ることが私達の仕事だ」

2020-05-26

近年のスーパー市場にアポロが喝!

本日より開催するイギリス・グッドウッドフェスティバル・オブ・スピード2018にて、アポロのノンハイブリッドV12モデル「IE(Intensa Emozione)」が登場する予定となっています。
アポロ「IE」は、他のハイパーカーに比べて”運転しにくい”とも言われていますが、自動車ニュースサイト・motor1とのインタビューでも、同社ゼネラルマネージャーであるRan Berris氏が「IEはドライバがある程度運転スキルがないと操作できないように設計されている。1990年代のGT1をイメージしていて、活き活きとした怖い車をつくることが私たちの目標です」とコメント。

スーパーカーの考え方は変わってきてる?アポロは昔ながらの考えを大事にしている

最近、スーパーカー/ハイパーカーを販売することは加速時間や馬力といった数字に追われていることがほとんどですが、アポロ側としては”そんな数字は間違いなく発揮できない”と説明しており、”どんなに運転しやすい車を作ったとしても面白みは無く、刺激にもならない”と否定していて、そういった意味で「IE」を販売したことは本来のスーパーカーの在るべき姿を今一度見直すきっかけにもなっているとのこと。

アポロ「IE」は、排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力780ps、最大トルク760Nmを発揮。
この「IE」に搭載されるエンジンは、フェラーリ「F12tdf」にも搭載されているものと同じ(エンジン出力は同じですが、最大トルクは「IE」用に+55Nmアップ)であるとのことで、具体的にはどのようなルートで入手したかは不明なのですが、恐らく独自のルートからフェラーリエンジンの供給を受けているのだと思われます。

下周りについては、大量のカーボンファイバをシャシー(クラッシュボックス付のカーボンファイバモノコック)とボディパネルに採用により車体重量は1,250kg、前後重量配分は45:55を実現。
おまけに最大ダウンフォースは、車体重量よりも100kg多い1,350kgを発生します。
パワーウェイトレシオは1.6kg/ps、0-100km/hの加速時間は2.7秒というランボルギーニ「アヴェンタドールSV」の2.9秒よりも速い驚異的な数値をたたき出しています。

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Reference:CARSCOOPS