ニュル市販車最速記録を生み出したEVメーカ・NIOが、新たなEVクロスオーバーモデル「ES6」を公開

2020-05-26

「ES8」に続くエントリークロスオーバー「ES6」が登場

以前、ランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」やポルシェ「911GT2RS」といったニュルブルクリンク最速記録を樹立したモデルたちを撃破してきた中国製EVスーパーカー・NIO「EP9」。
この中国メーカ・NIOは先日、新たなオールエレクトリックタイプの5人乗りSUV「ES6」の完成イメージを公開しました。

価格は意外とリーズナブル。品質はどうかな?

「ES6」は、今年末に発売される予定で、フラッグシップSUV「ES8」よりも下位グレードとなります。
フロントデザインを見ての通り、フロントヘッドライトのデザイン等は「EP9」を積極的に取り入れ、アグレッシブなSUVスタイルを築き上げていますね。



EVモデルということもあって、国からの支援金を受けて約333万円から販売される「ES6」は、航続可能距離500kmを実現可能とする実用性に長けた1台になるといわれています。


パワートレインとしては、シングル電動モータを搭載し、システム出力は326hpを発揮します。

NIOは、独自の工場や生産ライセンスを取得していないため、「ES6」を製造する場合、国営のJianghuai Automotive Corporation(JAC)との合弁会社によって製造されるとのことで、上位グレードの「ES8」も同様にこの合弁会社にて製造されています。

実はフォルクスワーゲングループとの密接な関係も

上記の通り、この合弁企業はJianghuai-Weilaiと呼ばれ、”Weilai”はNIOのチャイニーズネームとなるわけですが、驚異深いことに、このJACは最近、フォルクスワーゲングループとの合弁会社が中国向けの安価なEVシリーズの開発、製造することに合意した非常に信頼性の高い企業でもあるわけですね。
そうした意味では、NIOが設計する電気自動車モデルが、将来的にフォルクスワーゲングループと共に拡販活動を行っていくことも大いに考えられ、いずれはフォルクスワーゲンブランドの下での販売も行われる可能性がありそうです。

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Reference:CarNewsChina.com