レクサス「LFA」のメンテナンスはこうやる。最低でも4日間、オイル交換は丸1日、レーシングカーと同じく厳しい検査を受けてのシビアな車だ

「LFA」のメンテナンスってどんな内容なの?

レクサスの最高峰ともいえるスーパースポーツモデル「LFA」。
日本のスーパーカーということだけあって、その品質は非常に高く、購入者の仕様に基づき完全手作りにてカスタムオーダーされ、月産20台の割合にて2010年から生産を開始しました。

ドイツ・ケルンにあるトヨタ・モータースポーツGmbh(TMG)の欧州LFAセンターのワークショップ・マネージャーで、LFAのメンテナンス作業の監督等も行っているスペシャリストのピーター・ドレーゼン氏によれば、「LFA」は3年毎に大規模ともいえるメンテナンスサービスを提供(日本では不明)していると言います。

同氏よれば、「LFA」はル・マン車両のように特別に扱われますが、修理の原則は普通のレクサス車両と同じになる模様。但し、「LFA」だけで行う特定の修理や、特定のパーツへのアクセスは非常に複雑であるため、この辺りは通常の車両とは異なりレーシングカーのように複雑で非常に困難な作業になる、といわれています。

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レクサスならではの徹底した品質のもとでのメンテナンス

その作業内容には、サスペンションやステアリングシステム、サブフレーム等のパーツを取り囲む全てのパネルを取り除くことから始まり、各ナットやボルトの劣化状況を細かくダブルチェックし、その後油圧装置のテストや外観チェックが行われます。

一方で足元のブレーキディスクやパッドは取り外され、手作業にて慎重に検査し、カーボンセラミック材料に微小な亀裂があるかどうかがチェックされます。
ディスクについては、特定の摩耗限度内にあることを確認するために重量測定も行われ、ディスクやパッドに内部の問題がないかもX-Rayマシンと呼ばれるものでチェックが行われます。

オイル交換だけで丸一日?!

「LFA」は、65%が炭素繊維強化ポリマー(CFRP)にて構成されているため、外観はもちろんのこと、取外しや内部の検査を行う上でもかなり慎重になる必要があります。
特に内部シールのオイルポンプ修理を行う際は、ステップアップギヤボックスとトランスミッションを取り除かなければならず、エンジンブロック全体を取り除くのにトータルで1日半も掛かってしまうとのこと。

これに加えて、オイル交換やオイルフィルター、エアフィルタ、空調フィルタの交換など、通常のメンテナンス作業も行うわけですが、実はこの作業も丸一日掛かってしまうほどに難易度の高い作業となっています(その後のブレーキ液リザーバについては、電子工具を使用して水の痕跡がないかをチェック)。

ちなみに、「LFA」指定のオイルは「Mobil1 5W-50」となっていますが、これは同車エンジン用に採用されたオイルというわけではなく、信頼性の高いオイルという認識の下で開発を進める中で、一度もオイルによる不具合が無かったという理由から、このオイルが指定されたといわれています。
要は数あるオイルから厳選されたものではなかったということですね。

こうして、「LFA」はトータル3回の試運転を含めて、メンテナンス作業は最低でも4日間かかるわけですが、そこから公道(高速道路含む)でのテスト走行が行われ、走行上問題がないかの確認を行った後、異常が見られなければメンテナンス完了という流れとなっています。
※上記は欧州でのメンテナンス内容となっていますが、国内でのメンテナンスとは一部異なる部分があるかと思いますので、その点についてはご了承ください。

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Reference:motor1.com

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