5月に「フォードGT」を違反転売したオーナーとMecumオークションがフォードから訴えられる→Mecumは引下がらずまたもや「フォードGT」を再出品へ

2020-05-26

違反転売していたMecumオークションが訴えられる

年間台数250台(4年間で1,000台のみ)生産されるフォードの第2世代モデル「フォードGT」は、フォードの規定により”新車購入後2年間は転売することを一切禁ずる”という制約のもとで販売されていましたが、プロレスラーで俳優のジョン・シナ氏がその規約を破り、更には2か月前の5月末にも同様に、別のオーナーであるMichael J. Flynn氏がMecumオークションに完全委託したことで違反出品していました。


後者のシルバーカラーのモデルにおいては、最終的に新車販売価格(約4,800万円)の約3倍となる約1.7億円で落札されるというとんでもない問題が起きましたが、これに激怒したフォードは、オーナーとMecumオークションを訴えるも、Mecum側はそれに応じることなく、8月末のモントレーオークションにて、またもや全く同じ「フォードGT」を出品するとのこと。

Mecumは引き下がらず再出品

その出品される個体のシリアルナンバーは48番/250番で、走行距離は前回のインディアナポリスオークション時から約2km程しか動かしていない僅か13km。納車してから全く動かしていない新品同様のものと思われ、転売目的で出品していることがバレバレ。

ボディカラーは、ブラックのストライプが加えら、メインとなるインゴット・シルバーペイントとダーク・エナジーのインテリアパッケージが設定されています。
ちなみに、今回出品の個体は前回のオークションから落札した個体でもあるため、”新車購入”という枠からは完全に外れることになりますが、これもフォードサイドからしたら規約違反になるのか気になるところ(これで違反扱いされたら規約上の話からは逸れてしまうため非常に難しい問題でもある)。

☆★☆「フォードGT」関連記事4選はコチラ!☆★☆

Reference:CARSCOOPS