2018年上半期、イギリスにてスクラップ寸前で救われた車両総額は約74億円だった模様

2020-05-26

イギリスの新たな闇が発覚

2018年上半期、イギリスにて様々な理由で高級車が回収され、産廃工場にてそのままスクラップ寸前にまで追い込まれるも、見事に救出された車両達の総額が約74億円であったと報告されています。

自動車専門家であるHPIのクラッシュウォッチは、ファイナンス&リース協会(FLA)の車両回収スキームの傘下にあたる企業で、今回の調査報告の一環として、無保険ドライバ(事故も含む)等から回収した車種や合計金額を発表。


車両を見るだけでも豪華

全体の詳細については不明ですが、7月に回収された車両だけでも、2台のランボルギーニ「ウラカン」やランドローバー「レンジローバー・スポーツ/レンジローバー・ヴェラール」、アウディ「R8」、メルセデスベンツ「Sクラス」といった1,000万円超えの高額車両ばかり。
これらのモデルは、オークション等での売却を認められない車両であるとして、やむなくスクラップにする必要がある(フィリピンの方針に若干似ている…)とのことですが、それらの中でも何とかスクラップせずに引き取りできる車両もあるとのことで、その合計金額が約74億円と言われています。

ただ、この約74億円という金額はあくまでも救出された車両の合計金額であって、スクラップされた車両分も含めると上半期だけで総合計は約140億円にも上るとのこと。しかも、この問題は年々増加しているとして、2017年の年間総合計約122億円を優に超えているとして、2018年は更にとんでもない数値を記録するといわれています。

事故車にしても、無保険による強制没収であったとしても、スクラップすることが全ての解決にはならないと思いますが、こういったときにこそ少しでも”国に貢献する”という意味でオークションに出品することが必要なのでは?と思ったりします。

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Reference:motor1.com