非常に残念。アルファロメオの3ドアハッチバック「ミト(MiTo)」が2019年始めに生産中止へ

2020-05-26

「ミト(MiTo)」が早くも廃版へ

アルファロメオのエントリーモデルで、コミカル且つ愛らしい表情でお馴染みの3ドアホットハッチ「ミト(MiTO)」が2019年初めに生産中止となることが明らかとなりました。
アルファロメオは、今年6月初めに2018年~2022年の製品ロードマップを明らかにし、Bセグメントモデルの「ミト(MiTo)」は2018年まで掲載されていたものの、2022年には掲載されていないことから、「いつか廃版になるのだろう」と思っていたところで早過ぎる決定でした。

「ミト」は、個人的にもお気に入りだった一台で、過去に試乗もさせていただきましたが、とにかくスポーティで、見た目と違って非常に肉食。
これでサーキットに行っても間違いなく楽しめると思えるほどに本気で購入を考えた個体でした。

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年々3ドアモデルの需要は衰退している模様

アルファロメオは、Autocarとのインタビューにて、実用性を追求する5ドアモデルが提供されているなかで、需要が急激に衰退した3ドアモデルの販売はアルファロメオにとって痛手になっているとし、2019年の初めには「ミト」を廃版する計画を発表しました。

実際にのところ、欧州の競合モデルとなるセアトの3ドアモデル「ミー/レオン」や、プジョー「208」といったモデルに比べて半分以下の販売台数になっているとのことで、今後このモデルを市場にて投入し続けるにはリスクが高い、とアルファロメオも説明。

今後は、「ミト」のサイズアップモデルとなる5ドアハッチバックの「ジュリエッタ」や、5ドアセダン「ジュリア」、コンパクトクロスオーバー「ステルヴィオ」、そしてハイライディングビークルモデルの「8C」や新型「GTV」といったモデルラインナップを拡張する予定となっています。

また、「ジュリア/ステルヴィオ」のロングホイールベースモデルや、更なる大型SUVの販売計画、アメリカでの「4Cクーペ」廃版(但しロードスターは販売継続)等、様々なイベント目白押しとなっているアルファロメオですが、フェラーリの技術から培ったハイブリッドシステムを採用することにより、同社のハイブランド化はある程度予想できるも、この方向性がアルファロメオにとって吉と出るのか凶と出るのか見届けていきたいところです。

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Reference:motor1.com