究極の直4モンスター・BMW「3シリーズ」の詳細解禁。55kgの軽量化、10mmの低重心化でパワーも走りも最強クラス【動画有】

2020-05-26

新型「3シリーズ」は何かが違う!

10月のパリモーターショー2018にて世界初公開予定となっているBMWの新型「3シリーズ」。
この個体に関する詳細スペックが明らかとなりました。


スポーティさと軽量化がキーワード

今回発表される新型「3シリーズ」は、車両重心が現行モデルよりも10mm下がることで、これまで以上にスポーティな走りを提供することはもちろんのこと、車体重量も55kgも軽くなるため、軽やかな走りと加速性能を大幅に向上させることに成功。

BMWのエンジニア情報によれば、剛性レベルは大幅に強化し、車体の前後重量配分は50:50と均等化。これに加えて、俊敏性も向上し、より広いトラック性能と新しい車軸のおかげでステアリング精度も向上するといわれています。
足回りについては、BMWエンジニアが細心の注意を払って開発を進めたスポーツサスペンションをインストールし、リフト関連のダンパーを使用する革新的なダンピングシステムを開発しました。
BMW曰く、連続的かつ漸進的に作動することが可能で、これにより道路の不完全性をイージー且つ正確に調和することができるといいます(もはやここまで来ると何言ってるかわからなくなってきた)。

サスペンションは2種類。Mスポーツは更に上の技術を提供

BMWが提供するスタンダードなサスペンションであれば、スポーティで快適且つバランスを取ることのできる万能な機能性を持ちますが、Mスポーツサスペンションは、確実にスタンダードなサスペンション機能を確保し、更には10mmのローダウンと、標準装備される18インチ軽量ホイールとの相性をマッチングさせるとのこと。

なお、BMWのドライビング・ダイナミクスヘッドを務めるPeter Langen氏によれば、Mスポーツサスペンションの減衰力はスタンダードなサスペンションの減衰力よりも約20も高く、より剛性の高いベアリングとスタビライザー、より硬いスプリングと追加のボディストラットを備えることで、スーパースポーツ風の走りを提供します。
Mスポーツサスペンションを装備した車両については、可変式スポーツステアリングシステムを利用可能とするために特別に再校正され、僅かな挙動においても高い精度を保つためにステアリング性能も確保。

エンジンは”最強の”4気筒ガソリンエンジンを提供

その他のパフォーマンス機能においては、ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステムにリンクされた電子制御ロック機能を備えたMスポーツディファレンシャルが含まれ、これによりディファレンシャルがブレーキの介入なしにアンダーステアとオーバーステアの両方に先制的に影響を与えることができるとのこと。

エンジン性能面については、「3シリーズ」より完全改良が施された”最も強力な”4気筒ガソリンエンジンが搭載されることが確認されています。
これは、現行モデルの搭載エンジンに比べて燃費が約5%向上するとのことですが、その背景には改良された8速ATが影響しているといわれています。
エンジンには、環境にも優しいパーティクルフィルターが備えられ、これによりユーロ6d-TEM基準を満たすことが可能であるとの期待が寄せられています。

【2019 BMW 3-Series Teaser】

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Reference:CARSCOOPS