スペインにて、早くもマクラーレンのハードコアモデル「600LT」が走行。まだ納車時期ではないがナゼ?

2020-05-26

まだ誰にも納車していない「600LT」が登場。一体ナゼ?

スペイン・タラゴナにて、マクラーレン・スポーツシリーズの最新ハードコアモデル「600LT」が登場。
6月末に発表されたばかりで、生産時期は今年の10月からスタートであるにもかかわらず(まだ誰にも納車していない)既に公道を走る個体が目撃されているのは非常に珍しいのですが、一体なぜでしょうか?


実はプロトタイプモデルの「600LT」だった

こちらの個体、リヤタイヤ近くに装着のサイドスカートにもありますが、「VP815 PROTOTYPE VEHICLE」と表記されている通り、テスト車両であることが確認できますね。
最終仕上げ段階に入っている車両だと思いますが、イギリスではなくスペインにてテストを行っている個体は何とも珍しいところではありますね。

ちなみに、「600LT」のナンバープレートを確認してみると、レッドを下地にホワイト文字であることが確認できますが、これは仮ナンバーを意味。
従来ナンバーは白地にブラックの数字が表記されているため、一目でその違いがわかりますね。

ちなみに「600LT」って結構凄いのよ?

マクラーレン「600LT」は、これまでになく”最も軽く、最も強力”なロードリーガルを可能としたスポーツシリーズとなります。
パワートレインは、排気量3.8L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力600ps、最大トルク620Nmを発揮し、最高時速は328km/hにまで到達、0-100km/hの加速時間はベースとなる「570S」と比べて0.1秒短縮の2.8秒を実現しました。
加えて0-200km/hの加速時間は8.2秒で到達し、これはフェラーリのV8ツインターボミドシップモデル「488GTB」よりも0.2秒速いことになります。

なお、車体重量については、「570Sクーペ」と比較して96kgもの軽量化に成功し、車体重量は1,247kgを実現(「マクラーレン・セナ」で1,198kg)。

生産台数については制限はないのものの、2018年10月から僅か12か月間しか生産されない”期間限定モデル”となっています(ランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」も期間限定)。
日本での価格帯については、約2,999万円となっていて、この価格にピュア・マクラーレン・ロード・オーナーズ・トラック・デーのドライバー・トレーニング体験も含まれるとのことで、上記「488GTB」の約3,070万円よりもリーズナブルですし、非常に買いともいえる一台ですね(ただしリセール面は別の話)。

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Reference:AUTOGESPOT