ブガッティ「ヴェイロン」よりも速い。約1,300馬力のハイパーカー・SSC「アルティメット・エアロTT」が約2,480万円にて販売中

2020-05-26

今話題のSSCより過激な中古車が販売中

アメリカ・ワシントン州を拠点とするスーパーカー・メーカのシェルビー・スーパーカーズ(SSC north america)が、8月23日より開催するモントレー・カー・ウィーク2018にて、ハイパースポーツモデル「トゥアタラ(Tuatara)」を世界初公開しますが、その前に同社が製造していた(当時)世界最速の量産モデル「アルティメット・エアロTT」が中古車市場にて販売されています。


ブガッティ「ヴェイロン」を撃破した直線番長

この個体は、2010年に製造されたパフォーマンスモデル(ベースモデルは「エアロ」)で、独自設計のアルミニウム削り出しエンジンブロックを採用することで、パワートレインは排気量6.3L V型8気筒16バルブツインターボエンジンを搭載し、最高出力1,287ps/最大トルク1,509Nmを発揮するとんでもハイパーカー。

競合モデルとしては、ジャガー「XJ220」やポルシェ「959」、フェラーリ「F40」、そしてブガッティ「ヴェイロン」が妥当なところとなります。

そのため、スペックとしても最高時速は理論上として434.5km/hにまで到達し、実質記録した速度は約410km/hと当時のフランス製ハイパーカー・ブガッティ「ヴェイロン」の記録を塗り替えたことでも有名ですね。
※ただし、2010年7月にブガッティのハイパフォーマンスモデル「ヴェイロン・スーパースポーツ」によって最高時速431.072km/hとして塗り替えられることに…

機能性においては、強烈なダウンフォースとブレーキング性能を向上させるために開発されたエアロブレーキシステムや、実用性を兼ね備えたエアコン、10スピーカーオーディオシステム、ナビゲーションシステムが標準装備されています。
新車販売価格としては、約7,200万円とブガッティ「ヴェイロン」よりも半額以下にて購入できるところも大きなセールスポイントでもありました。

また、この2010年モデルは、これまでラインナップされてきた「アルティメット・エアロTT」と異なり、オーストラリアのカーボンレボリューション社との共同開発による、世界初のカーボンファイバ製ワンピースホイールを装着。
従来アルミホイールに比べて40%以上の軽量化に成功したハードコアな一台となっています。

なお、今回中古車市場にて登場した個体の価格は、約2,480万円と新車販売価格に比べて約1/3となりましたが、約8年経過した今でもこれだけの価値を持つことは中々に珍しく、もしかすると更に年数が経過すれば希少な大排気量ハイパーカーとしてプレミア価値が付く可能性が高そうですね。

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Reference:motor1.com