フロントがボコボコのポルシェ「959」がMecumオークションにて登場。予想落札価格は驚異の…?!

2020-05-26

何とも奇妙過ぎるポルシェ「959」がオークションに登場

明後日より開催するモントレー・カー・ウィーク2018の一環として行われるMecumオークションにて、当時生産車両最速で僅か337台しか製造されなかったポルシェの極上モデル「959」が出品されることに。
この個体は、1987年に製造されたKomfort仕様で、337台の中でも更に294台しか製造されなかった希少モデル。
何だかんだで30年以上経過していますが、走行距離は約5,885kmとそこまで走られていませんね。


希少なモデルだが…?!

ただ、上の画像の通りこの「959」はフロントに大きなダメージを受けてしまったために、右フロントタイヤ・ホイールも完全に外れてしまった状態となっています。

サイドから見てみるとこんな感じ。
非常に美しい流線形を描く個体なだけに、フロントが破損してしまったことはもちろんのこと、やはりフロントタイヤ・ホイールが外れてしまっているのは非常に残念ですね。

更に近づいてみると、地味にローラのようなものが装着され、自走はむずかしいものの、手押しにて移動させることは可能そうですね(もしかしたら今回のMecumオークションのために緊急にて装着されたのかも)。

これだけのダメージでも最大6,000万円の価値

ちなみに、これだけの損傷を受けながらも予想落札価格は約4,950万円~約6,000万円と超高額。
やはりブランド力のあるポルシェなだけに、限定モデルということと当時市販車両最速というバックボーンがあることが大きな要因と言われています。

気になるパワートレインは、グループC車両となる「962C」にも搭載されていた排気量2.8L 水平対向6気筒ツインターボエンジンを縦置きにし、公道での使用に耐えられるように改良に改良を重ねたとのこと。
最高出力450ps/6,500rpm、最大トルク500Nm/5,500rpmを発揮します。
トランスミッションは6速MTのみで、駆動方式はフルタイムAWDを搭載。

インテリアは非常に手入れが行き届いているため、最高のコンディションとなっています。
なお、「959」は「911シリーズ」と似た外観をもちますが、共用されているパネルは無く、一体化されたリヤフェンダや下面のカバーリング、NACAダクトの採用などによりCd値が0.31と非常に小さい抗力係数を持っていたとされています。

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Reference:motor1.com