シボレーの次期「コルベットC8」の名称が”Zora(ゾーラ)”に。ところで”ゾーラ”って何だ?

2020-05-26

次期「コルベット」は”Zora(ゾーラ)”に

シボレーの次期ミドシップ・スーパースポーツモデル「コルベットC8」の商標登録名が「Zora(ゾーラ)」となることが決定。
これは、MidEngineCorvetteForm.comのQuinten氏が明らかにしたもので、GMがアメリカやイギリス、欧州連合、日本、韓国、オーストラリア、中国に向けて知的財産権を保護するために商標出願を”Zora(ゾーラ)”にしたとのこと。


ところで”ゾーラ”って何ぞ?

まさかのこのタイミングで”ゾーラ”の名前を使用するとは予想だにしていませんでしたが、やはりフロントマウントモデルからミドシップマウントモデルへと大きく移行するシボレーの大きな決断であるとして、それに加えて「コルベットC8・ゾーラ」という名前を採用したのではないかと考えられます。

ちなみに、先ほどから登場する”ゾーラ”とは、コルベットの育ての親とも言われたGM実験部門所属のエンジニアであるゾーラ・アーカス・ダントフ氏のことで、シボレーのハイパフォーマンスモデル「コルベットZ06/ZR1」の”Z”も、ゾーラ氏のイニシャルからとられたといわれています。

元々ミドシップモデルを開発していたシボレー

ミドシップ搭載型の「コルベット」は、1964年に同氏がXP-819を構築したときから既に開発は進められていましたが、それが実現することは無く必ずプロトタイプモデルで終了。途中途中で登場するコンセプトモデル「コルベット・インディ/コルベットCERV-III」といったモデルたちも、実はミドシップモデルでした。

コルベット・インディ
コルベットCERVシリーズ

っというか、厳密にいえばも今の最新モデル「コルベットZR1/C7」といったモデルたちは皆フロント・ミドシップモデルとなるわけですが、前後車軸の重量比も50:50と非常に優秀ですし、シャシーもほぼ流用することを考慮すると、ぶっちゃけリヤ・ミドシップにする必要性があるかといわれると、非常に難しいところなんですよね。

今回はまだ”Zora”という名前が商標出願されただけで、具体的なエンジンラインナップや価格帯、レイアウト・デザイン等は明らかになっていないため、この辺りの情報は首を長くしながら待っていた方が良さそうです。

☆★☆「コルベットC8」関連記事5選はコチラ!☆★☆

やはり出てきた。シボレー・ミドシップレーシングモデル「コルベットC8.R」の開発車両をキャッチ(2018/8/10投稿)
【レンダリング】完全アメ車脱却。見た目はモロにスーパーカーのシボレー「コルベットC8」はこうなる?(2018/8/4投稿)
ミドシップエンジン・シボレー「コルベットC8」の開発車両をまたまたキャッチ。今度はZR1とコラボ【動画有】(218/7/25投稿)
シボレー「コルベットC8」のウィンカーはレッドで決定?その点滅方法も動画にて公開【動画有】(2018/5/16投稿)
やっぱフェラーリ「488GTB」。シボレーのミドシップスーパースポーツ「コルベットC8」の予想レンダリングが公開(2018/4/19投稿)

Reference:motor1.com