ブガッティ「ディーヴォ」のインテリアは新開発のバケットシートを採用。横方向1.6Gに耐えることがサーキット記録更新のキーポイントに【動画有】

2020-05-26

今回は「ディーヴォ」のインテリアを詳しく見ていこう

先日発表されたばかりのブガッティの最新ハードコアモデル「ディーヴォ」。
この個体は、現行モデルで直線番長の「シロン」をベースとしていますが、実際のところは数多くのパーツがオリジナルに置き換えられ、直線番長からコーナリング特化型へと路線変更したニュースタイルモデルとなります。

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やっぱり一番気になるのはバケットシート

そんなブガッティ「ディーヴォ」ですが、今回はインテリアを集中的に見ていきましょう。
今回ブガッティ「ディーヴォ」を細かくインプレッションしてくれたのは、自動車系トップユーチューバーのShmee150氏。

早速インテリアを拝見していくと、全体的なレイアウトは特に「シロン」と変わらずですが、「ヴェイロン/シロン」で見られるレザースポーツシートではなく、全く新しいアルカンターラ素材を使用したフルバケットシートを採用していますね。
ブガッティ曰く、このフルバケットシートにより横方向からの強烈な1.6Gの重力加速度にも耐え得るだけの性能を持っているとのこと。

これまで直線番長としてのブランド力を築き上げてきたブガッティとしては、そこまでコーナリング性を重視してこなかっただけに、シートの構造は基本的にスポーツシート止まりでした。
ですが、新CEOとしてステファン・ヴィンケルマン氏がトップに立つ今、新たな路線を導き出した「ディーヴォ」では、コーナリング特性を向上させることでシート形状の見直しや、インテリアの大きな見直しがあったとして、スポーツシートの美学を切り捨てたことがブガッティの大きな成長の証なのではないかと思います。

シートの変更がサーキットでの時間短縮にもつながった

この強烈な横方向からの加速度は、ブガッティの歴史の中でも最も高い数値であるとして、その結果としてイタリアのNardo(ナルド)サーキットでは「シロン」よりも8秒も速い結果を得られたといいます(っとは言いながらも、「シロン」がどれだけの記録を出したかが不明のため、他車と比べてどの程度速いのかが全くわからない)。

そして、今回発表された「ディーヴォ」では、2ゾーンキャビンが採用され、モントレーにて発表されたサンプルモデルは、ドライバーズシートとパッセンジャーシートではデザインを異ならせることで差別化を図っているとのこと(これもブガッティとしては大きな挑戦であったとのこと)。

また、フラットボトムのステアリングホイールにもちょっとした変更が加えられており、ココに取り付けられたボタンのレッドの色合いも新しく、左側には運転モードセレクター、右側はエンジンスタート/ストップボタンが設けられていますね。デザインとしては、同じフォルクスワーゲングループの傘下にあるアウディ「R8」にもちょっと似ていますね。

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Reference:autoevolution