過去と未来をつなげるEVスーパーカー。ゴーストカーも登場するメルセデスベンツ「EQシルバーアロー・コンセプト」が世界初公開【動画有】

2020-05-26

今までにない個性的なベンツ

先日より開催中のモントレー・カー・ウィーク2018にて、メルセデスベンツの最新コンセプトモデル「EQシルバーアロー・コンセプト」が世界初公開されました。
この個体は、1937年に登場したメルセデスベンツ「W125」に敬意を表して作られた過去と未来を繋ぐEVスーパーカーとなります。


官能的な純粋さを上手く表現したシングルシータモデル

今回、「EQシルバーアロー・コンセプト」を担当した同社最高デザイン責任者であるGorden Wagener氏によれば、この個体は”Sensual Purity=官能的な純粋さ”を意味するデザイン哲学を表現したシングルシータモデルであると説明。

車体全体がカーボンファイバにて仕上げられており、全長5,300mmとフラッグシップセダン並みのロング感を持ち、Alubeam Silverと呼ばれる独特の色合いにて仕上げられています。
フロントのヘッドライト付近には、照明付のEQバッジが貼付され、それがサイドスカートにも貼付されています。

意外にもデザインベースはAMG「プロジェクト・ワン」?

他のデザイン要素としては、タイヤの前半部分だけをカバーする何とも個性的なホイールカバーと、メルセデスベンツAMG「プロジェクト・ワン」からインスピレーションを受けたかのようなリヤテールランプ、そしてコクピットからリヤに伸びる大型シャークフィンが何とも印象的ですね。

まるでゲームの世界を体感できるオプションも…

インテリアについては、サドルブラウンレザーのシートやステアリングホイール、磨かれたアルミニウムとしっかりとしたウォールナットアクセントは、スタイルと洗練されたレベルを「EQシルバーアロー・コンセプト」にも追加します。

そして、パノラマスクリーンをドライバの前に直接組み込むことによって、擬似的にゴーストカーを表示するバーチャルレースオプションを搭載します。これでゲームの世界のようなゴーストカーとのバトルが繰りひろげられます(公道ではあまりにも危険すぎるのでサーキットがおすすめ)。

またメルセデスベンツは、ステアリングホイールにタッチスクリーンを組み込んで、ドライバは「コンフォート/スポーツ/スポーツ+」といった走行モードに切り替えることが可能となります。
車両に適切な感情を伝えるために、ドライバはF1またはAMG V8エンジンのサウンドを奏でるような擬似サウンドも選択することが可能となっています。

パワートレインについては、オールエレクトリックパワーとなるため、内燃機関は設けられず、80kWhのバッテリと電気モータを組合わせることで、システム総出力750hpを発揮します。
航続可能距離は、最大400kmの走行が可能となります。

【Mercedes-AMG Vision EQ Silver Arrow Showcar Trailer】

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Reference:CARSCOOPS