フェラーリ「250GTO」がオークションにて記録的落札。その金額にして約53億円也

2020-05-26

大注目の「250GTO」が遂に落札

本日開催のモントレー・カー・ウィーク2018のRM Sotheby’sオークションにて、1962年式のフェラーリ「250GTO」が世界最高額にて落札されました。

今回出品された「250GTO」は、僅か36台のみ製造された世界で最も高価なモデルとも言われていますが、その中でもこの個体は、Targa Florioにて2回も優勝を飾ったモデルで、その落札額にして約53億円というとんでもない金額を記録しました。

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歴史的オーナー歴を持つ「250GTO」

出品された個体のシャシーナンバーは、「3413GT」でフェラーリのテストカーとしても使用され、更には1961年のF1グランプリに出走した個体でもあります。
なお、この個体を購入したオーナーは、1961年にF1世界チャンピオンであるフィル・ヒル氏が購入し、その後普通の個人顧客であるEdoardo Lualdi Gabardi氏に納車され、彼はシーズン中に10レースに参加し9つの勝利を飾り、イタリアナショナルGTチャンピオンシップにて優勝を果たしました。

Edoardo Lualdi Gabardi氏は、翌年に2台目の「250GTO」を購入し、その後シャシーナンバー「3463GT」を売却し、3人目のオーナであるGiann Bulgari氏納車されました。

大きな盛り上がりを見せたオークション。「250GTO」は完全に見世物?

オークション会場では、約36億円ぐらいから入札額が急上昇し、約44億円あたりから競り合いが始まり、48億円を超えたあたりからギャラリからも大きな拍手が鳴りやまぬ程に注目が集められたとのことで、そこから一気に畳みかけるようになり約53億円にて落札されました。
なお、この落札額はRM Sotheby’sとしては世界最高額を記録。
この記録が破られるとしたら、更にプレミア価値の付いた「250GTO」が上回る可能性がありそうですね。

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Reference:autoclassics