マクラーレン「スピードテール」は1,000馬力以上発揮。そのためには「P1」とは異なるハイブリッドシステムを採用へ

2020-05-26

「スピードテール」は1,000馬力以上を発生する

マクラーレンの最新3座シートハイパーカー「スピードテール」。
まだまだ謎の多いこのモデルについて、マクラーレンCEOのマイク・フレウィット氏は、「スピードテール」より発生するエンジン出力と電動モータを組合わせたシステム出力が1,000ps以上発生することを明らかにしました。


「P1」のハイブリッドシステムとは若干異なる模様

トップギアが参加したマクラーレンのオーナーズイベントにて、同氏の説明では「スピードテール」には使い慣れたエンジン・アーキテクチャを採用すると述べていますが、明確ではないものの、エンジンについても「720S/マクラーレン・セナ」に搭載の排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを採用する可能性が高いとしています。

なお、「スピードテール」はマクラーレンのアルティメットシリーズに属するとして、過去に世界限定375台のみ販売した「P1」同様にハイブリッドシステムを導入しますが、”「P1」とは僅かに異なるハイブリッドアプリケーションを使用する”とも説明しています。
具体的な内容については触れていないものの、「P1」のパワートレインは排気量3.8L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、エンジン出力737ps+軽量電動モータ出力179psの合計916psを発揮していますが、「スピードテール」は更にここから+85psを向上させたハイパフォーマンスを発揮します。

マクラーレンはあくまでも「最高時速」にはこだわらない

パフォーマンスに関しても、「P1」の0-100km/hの加速時間が2.8秒、0-300km/hの加速時間が16.5秒、そして、この個体は”最高速度を優先事項にした車はではなかった”ため、最高速度は350km/hにまで制限されていました。
「スピードテール」は、間違いなく「P1」のパフォーマンスよりも優れたスペックを持ち、そして最高時速391km/hを超える領域にまで到達しますが、これはあくまでもパフォーマンスの一つであって、最高速度はやはり優先事項には含まれていないとのこと。

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Reference:CARSCOOPS