まさに贅の極み。ロールスロイス・新型「ファントム」にプライバシースイート機能が搭載【動画有】

2020-05-26

プライバシー重視の特別機能が搭載

ロールスロイスの最新ラグジュアリー4ドアセダンモデルで、その中でもリムジンタイプのロングホイールベース版となる「ファントム」に、フロントシートとリヤコンパートメントを分割するプライバシー保護のための特別機能「プライバシー・スイート」が搭載されました。

この機能は、今週より開催の中国・成都モーターショー2018にて明らかにされたもので、エレクトロクロマチックガラスと防音設備を設けることで、敏感な会話や運転手からの盗み聞きを完全に防止し、一人の時間を楽しみたい人や、リヤシートでの極秘打合せをするには最適な装備となっています(ちなみにこの機能はメルセデス・マイバッハSクラスにも既に搭載されています)。


プライバシー・スイートはこうやって操作する

操作方法は非常に簡単。プライバシー・スイート機能がOFFになっている場合は、上の通りエレクトロクロマチックなガラスシートが搭載されるも、ガラスが透明のためフロントとリヤとのコミュニケーションは容易にとることが可能ですが…

一人の時間を大切にしたかったり、ビジネスパートナーを乗せての極秘打ち合わせをしたい場合は、上の「PRIV(プライバシー)」ボタンをプッシュするだけで…

このように即座に不透明なガラスへと切り替わり、ドライバの後ろではどういったことが行われているのか、見ることも聞くこともできない状態となっています。

もちろん、これに加えて防音機能も充実しているわけですが、これは周波数に特化したコンパウンドにより、クルマのフロント側に乗っている誰もが会話を盗聴するのを防止することが可能で、完全に統合されたインターコムはドライバと乗客のコミュニケーションを可能とします。

もし、プライバシー・スイート機能をオンにしたまま、すぐさまドライバとの会話が必要となった場合は、上の「TALK」ボタンをプッシュすることで、ドライバとのやり取りが可能となります(ドライバは応答を受信もしくは拒否することが可能ですが、拒否したら恐怖が待っているでしょう…)。

おもてなし機能も満載

また後席には、各シート毎に12インチモニターを含む特注のシアターシステムを搭載することが可能となっています。
このシステムには、オンボード上のインフォテイメントシステムや、HDMI接続にてモバイルデバイスやパソコンのデータを受信することも可能となっています。

そして、ロールスロイスのお決まりといえばリヤアームレストに隠されたシャンパンセット。
シャンパングラスも2つ用意されているため、二人だけの時間を大切にしたい方にはとても素晴らしい機能だと思います。

【Rolls-Royce Extended Wheelbase Phantom with Privacy Suite】

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Reference:motor1.com