中国メーカ・Cheryが2020年に、”最も安価な”プラグインハイブリッドSUV「Exeed TX」を欧州にて販売へ

2020-05-26

中国・Cheryが某車そっくりなSUVを販売へ

2017年にデビューした中国・Chery(奇瑞汽車)のSUVモデル「Exeed TX」が、2020年までに欧州市場にて販売されることがわかりました。
Chery(奇瑞汽車)は、中国の自動車メーカ・ビッグ5(第一汽車/東風汽車/上海汽車/長安汽車/奇瑞汽車)に名を連ねる内の一社で、中国国内で最多の販売実績を得る有力ブランドとなります。


キーワードは”安価なSUV”?

今回欧州にて販売される予定の「Exeed TX」は、2017年にフランクフルト・モーターショー2017にも登場したモデルで、EVモードで最大70km走行可能としながらも、低電力の12kWhバッテリを搭載。
サイズ感としては、三菱「アウトランダーPHEV」辺りが近いと思われますが、心なしかフロントデザインも「アウトランダー」に非常に似ているような気も…

ただ、このモデルの大きな特徴は”価格帯”にあるとして、CheryによればプラグインハイブリッドSUVの中でも圧倒的に安価で顧客に愛されやすい一台になる、と強気な姿勢を見せています。
具体的な価格は不明ですが、PHVモデルでありながらも約100万円前後になるのではないかと噂されています。

そんなCheryが今回、プラグインハイブリッドSUVモデルの中で圧倒的なコストパフォーマンスと必要最低限のスペックを持つ「Exeed TX」を欧州市場にて販売するわけですが、これについてChery CEOのChen Anning氏によれば、「ドイツは、Exeed TXを歓迎する最初の欧州諸国の一つになることができた。当初、ハイブリッド/プラグインハイブリッド、そしてオールエレクトリックパワートレインのラインナップを準備する予定だったが、最も顧客が必要と考えるプラグインハイブリッドを販売する」と説明。

Cheryの幹部は、フランクフルト近郊に何百人もの従業員を抱える開発センターを建設すると発表しており、本格的に欧州での販売体制を整えています。
ターゲットユーザは、若者を中心にしていくとも語るChenn Anning氏ですが、その障壁になるであろう価格帯を一気に低くすることで、気軽に購入可能とする一台を提供していきたいと語っています。

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Reference:CARSCOOPS