アウディの次期「R8」はV10エンジンからオールEVで1,000馬力発揮へ。プラットフォーム等も大幅に変更される?

2020-05-26

「R8」が内燃機関モデルから卒業?!

アウディの最上位スポーツモデル「R8」が、ランボルギーニ「ウラカン」と共有する排気量5.2L V型10気筒自然吸気エンジンから、更なる性能向上を目的にオールエレクトリックモデルへと変更する可能性が高いことがわかりました。

自動車ニュースサイトAutocarの情報によると、次期「R8」は最近ペブルビーチにて発表された「PB18 e-tronコンセプト」から大きなインスピレーションを受けるとのこと。
「PB18 e-tronコンセプト」は、最高出力764hpを発揮する電動パワートレインを搭載し、0-100km/hの加速時間は2秒、最高時速は300km/hに到達するとのことですが、次期「R8」はこれよりも更に上を行くスペックを持つことになります。


ユニットも変わればパーツも大幅に変更へ

具体的なスペックについては未だ明らかになっていませんが、恐らく4基の電動モータが各車輪に搭載され、システム総出力は1,000ps以上を発揮する可能性が高く、今後の競合モデルとしては、テスラ「ロードスター」やリマック「コンセプト・ツー(C_Two)」がピックアップされています。

エンジンから電動ユニットに置き換えることに加えて、次期「R8」は根本的な作りからも見直す必要があるとのことですが、これについても具体的な内容は示されていないものの、プラットフォームや足回り等は大きく変更され、アウディ傘下のランボルギーニ・エントリーモデル「ウラカン」との共有パーツは大幅に少なくなってくるのではないかと推測されます。

なお、今後競合とされる次期リヤミドシップ・スーパーカーモデル(マクラーレン「720S」/フェラーリ「488GTB」/ランボルギーニ「ウラカン」)については、オールエレクトリックモデルではなくハイブリッドモデルになることが期待されており、ある意味「R8」が独り立ちする部分ではありますが、反対に言えば次期「R8」が今後はオールエレクトリック・スーパースポーツモデルのベンチマークになることが予想されます。

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Reference:CARSCOOPS