SSC「トゥアタラ」はヘネシー「ヴェノムF5」と同じく最高時速482kmまで到達可能。内装はランボルギーニ風?

2020-05-26

「トゥアタラ」は世界最高レベルの加速力を発揮する?

先日開催されたペブルビーチ・モントレー・コンコールソ・デレガンスにて、アメリカ・ワシントン州を拠点とするスーパーカー・メーカのシェルビー・スーパーカーズ(SSC north america)のハイパースポーツモデル「トゥアタラ(Tuatara)」が世界初公開されましたが、この個体について新たな情報が明らかに。

どうやらSSC「トゥアタラ」は、同じアメリカの過激チューナでお馴染みヘネシー・パフォーマンスの最新ハイパースポーツモデル「ヴェノムF5」と同様に、最高時速300mph(482km/h)にまで到達することが可能であることがわかりました。


SSCの最大のライバルはヘネシー・パフォーマンスだった

SSCのCEOであるJerod Shelby氏は、10年前まで最高時速402km/hが限界とまで謳っていましたが、目標は同じアメリカを拠点とするヘネシー・パフォーマンスや、スウェーデンのメガカーメーカでお馴染みケーニグセグへとシフトし、最高時速をキーポイントにしていたことはもちろんのこと、加えてどのメーカよりも車両性能には大きな自信をもっていると説明。

今回SSCが公開した「トゥアタラ」は、ジェイソン・カストリオータ氏が設計したもので、見た目がスーパースポーツデザインであることはもちろんのこと、そのスタイリングは非常に滑らかであると同時に特殊なエアロディッシュホイールが装着されることで、抗力係数は0.279にまで改善されるのだとか(但し、エアロディッシュホイール無しのときの抗力係数が不明なのでどの程度改善されたかは不明)。
デザイナーのコメントによれば、この個体はまだ未完成状態でこれから更に外観の改良が施されるとのことなので、更に抗力係数は下がるとのこと。

ただ見た目が派手なだけではない。空力特性も考慮している

なお、空力特性については、リヤ・ラジエーターの内部ダクトを変更することや、フロントホイールとリヤウィング・プロファイルの周りをもう少し改良すことと、より大きなダウンフォースを発生させることができるとのことで、更にその見た目は派手さを際立たせる可能性が高そうですね。

インテリアはまだ一部しか公開されていませんが、メータ付のインフォテイメントディスプレイがランボルギーニ「アヴェンタドールSV/アヴェンタドールS/ウラカン・ペルフォルマンテ」に非常に似たデザインとなっていますね。

パワートレインは、フレックス燃料を用いた排気量5.9L フラットプレーンクランク型のV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、これによりレッドラインは8,800rpmまで回転することができ、エンジン出力は91オクタン燃料によって1,350ps、E85を使用すれば1,750ps以上を発揮します。

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Referene:CARSCOOPS