車のドアには様々な名称がある。”ガルウィングドア”や”バタフライドア”、そして”ディヘドラル・シンクロ・へリックス・アクチュエーション・ドア”?!

君はいくつ知ってる?車のドア開閉の名称

一般車両からスーパーカーまで様々な開閉方法を持つドア。
世間一般では、ドアが上に開くドアを”ガルウィング・ドア”という風に表現する方も多いですが、実際には上に開くドアだけでも3種類は存在すると言われています。
今回はそういった珍しいドア開閉とその名称をご紹介していきたいと思います。

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①シザー・ドア

まずはランボルギーニ「カウンタック/ディアブロ/ムルシエラゴ/アヴェンタドール」といったフラッグシップモデル、限定モデルに使用されているシザー・ドア。
1970年代、当時スーパーカーブームの火付け役となった「カウンタック」の独特なドア開閉方式ですね。
シザードアは、その名の通りハサミのように縦に開き、切る様にして閉まる姿からその名が付けられています。

また、「ランボルギーニ=シザードア(ガルウィング)」というイメージがありますが、実際にはそうではなく、エントリーモデルの「ガヤルド/ウラカン」等は従来のクルマと変わらず横開きとなっています。

②スーサイド・ドア

中々こういったドアの開き方をするメーカは存在しないかと思いますが、今現在これを積極的に採用しているのはロールスロイスぐらい。
スーサイド・ドアは、リヤヒンジ式のドア開閉を採用。見方によっては「観音開き」にもなるため、スパイカー「D8コンセプト」、マツダ「RX-8」、オペル「ヴォクスホール・メリバ」、BMW「i3」もこうしたドア開閉を採用していますね。

なお、こうしたドア開閉を採用することで、リヤシートへのアクセスが容易となるため、通称「社長席」へと誘う場合、ときにはチャイルドシートを設置する場合には、こういった方式は非常に便利になります。
それ以外では、走行中にドアが開いたり、対向車に接触すると従来の開き方では大事故につながることから、スーサイド(自殺)と名付けられています。

③バタフライ・ドア

マクラーレンでは、ほぼこの方式を採用しているバタフライ・ドア。
蝶のように開くことからその名が付けられていますが、上記にも挙げたシザー・ドアとは異なり、オープンする際にドアに角度が付けられるため、車内への進入が容易となります。

ただ、このドアの大きな欠点としては、ドアを開く際に横のスペースを必要とするため、そのスペースを確保できない限り乗降りすることが不可能となっています。
なお、こういったドア開閉を採用しているのはマクラーレン「F1/P1/マクラーレン・セナ/720S」等、フェラーリ「エンツォ・フェラーリ/ラ・フェラーリ」、メルセデスベンツ「SLRマクラーレン」、そしてBMW「i8」が挙げられますね。

④ガルウィング・ドア/ファルコン・ドア

ようやく登場しましたガルウィング・ドア。
まるで”かもめの翼”のような開き方をすることから、ガル(かもめ)・ウィング(翼)と名付けられていて、そのドア開閉を取り入れたのが1950年代から1960年代初頭にかけて登場したメルセデスベンツ「W198 300SL」でした。

当時、「300SL」にはアルミ製のチューブスペースシャシーを採用していて、車室内を包み込んでいたことからこのドア開閉が取り入れられたといいますが、あくまでもこのドア開閉はファッションステートメントとして取り入れたものではなかったといわれています。

一方で、ガルウィング・ドアに非常に似ているのが”ファルコン・ドア”。
このドアは、テスラ「モデルX」に採用されている技術で、リヤドアのルーフ部分がフラットにスライドしてから、ガルウィングのように開くドア開閉方式となっています。

ガルウィング・ドアと異なる点としては、キーレススイッチもしくはスマートフォンにて開閉操作が可能で、障害物があった際には開閉識別が行うことができるクレバーなシステムとなっています。

⑤スワンスウィング・ドア

こちらは一見すると「普通のドアじゃね?」と思いますが、よ~く見てみるとドアが横開きではなく、少し斜め上に開いていることがわかります。
これは、白鳥のように羽を広げていることで、乗降りできるスペースを確保するために生み出されたアストンマーティンの特許技術でもあります。

因みに、従来の横開きのドアは2~3段階にて開く構造となっていますが、アストンマーティンのスワンスウィング・ドアは無段階にて開くことが可能となるため、超絶便利なドアとなっています。

⑥ディヘドラル・シンクロ・へリックス・アクチュエーション・ドア

最後は何とも長すぎる名称を持つケーニグセグの特殊なドア開閉方式。
一旦ドアが外側に開いた後、そのままドアが前方に向かって回転する不思議な構造となっています。
別名は「ラプター・ドア」とも呼ばれ、全世界で最も”最近デザインされたドア”の一つでもありますが、ドアを開ける際はとにかく横幅を必要(最低でも70センチ)となるため、非常に見た目重視で近未来的ではありますが、その一方で不便さも一級品のドアと言えそうです。

Reference:autoevolution

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