史上最も謎で初めて。ブガッティ「ディーヴォ」が壮大にクラッシュしたら?というレンダリングが作成された理由とは?

2020-05-26

希少な「ディーヴォ」がクラッシュ。一体なぜ?

先日ブガッティがモントレーにて発表した、世界限定40台、新車販売価格約6.4億円もするコーナリング特化型のハイパーカー「ディーヴォ」(日本では3台納車予定、不動産王のManny Khoshbin氏はエルメスとコラボしたワンオフモデルをオーダー済み)ですが、早速この個体を使った謎のレンダリングが公開されています。

こちらの画像、てっきり本物の「ディーヴォ」がクラッシュしたものかと思いきや何も積載していないレッカー車両に、あたかもボディが損傷しているかのようにイラストで編集したもので、フロントガラスやリヤウィング、シャークフィン、足回りのサスペンション等、「もし本当に事故してしまったら…」と考えれば考える程背筋がゾッとする仕上がりになっていますね。


このレンダリングには二つの意味が隠されていた!

なお、このレンダリングを作成したのは、デジタルアーティストのYasid Oozeear氏で、このレンダリングには二つの意味が込められているとのこと。

①:ハイブリッドエンジンへシフト

一つ目は、ブガッティの次期モデルが排ガス規制による問題で排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンを廃止し、ハイブリッドエンジンに焦点を当てたパワートレインを導入することを決定づけた”エンジンの破壊”を意味。

②:固定化されたラインナップを脱却

二つ目は、これまで市販化されてきたモデルが2ドアクーペモデルということで、その固定化されたラインナップからの脱却と、ブガッティのブランドイメージを”良い意味で破壊”するために4ドアセダンモデルやSUVモデルを導入していくことを決定づける”固定ラインナップの破壊”を意味しています。

何れのイメージは、ブガッティの象徴を指すものでもありますが、国が定めた法規制や市場が求めるモデルを満足するためには、こういった問題はどうしても付き物。
ですが、ブガッティCEOがステファン・ヴィンケルマン氏へと移った今、ランボルギーニやアウディにて得た経験や先見の明によって、新たなブランドイメージを築き上げていくには丁度良いタイミングなのかもしれません。

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Reference:autoevolution