トヨタ・チーフエンジニア「新型スープラのトラック向けモデルは100kg軽い。もはや別のクルマだ」

2020-05-26

「スープラ」に新たなハードコアモデルが登場?

以前、グッドウッドにてBMWと共同開発中のトヨタ・新型「スープラ・プロトタイプモデル」が登場しましたが、このモデルに関して、更にハードコアなトラック向けに焦点をあてたモデルが開発されていることがわかりました。

トヨタ・チーフエンジニアである多田哲也氏によれば、「新型スープラを軽量化していきたいと思う。既にトラック向けは作られていて、100kgの軽量化が施されている。それはもはや全く別のクルマになっている」と説明。


新型「スープラ」のライバルモデルはポルシェ

新型「スープラ」のトラック向けモデルは、以前発表されたNASCAR Xfinityシリーズがありましたが、それとは全く別に公道仕様モデルと兼用できるハードコアモデルというのは今のところ聞いたことが無く、もしかするとトヨタは更なる上位グレードモデル(GRMNよりも更に上位?!)のラインナップを検討しているのかもしれません。

なお、エンジンや出力値等のパワートレイン、パフォーマンスについては全く明らかにされていませんが、トラック向けということでコーナリングを重視したモデルであれば、そこまで大きなスペック差は生じないのではないか?と考えたりもします。

トヨタが開発を進めている公道モデルの「スープラ」は、開発当初から”ポルシェを吹き飛ばすスーパースポーツモデルにするぞ!”っと意気込んでいて、具体的には「718ケイマン」をベンチマークとしており、共同開発を進めてきたBMWとは大きな温度差もあったといわれています。

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一方のBMWサイドの反応を見た多田氏は「BMWの人々は、ポルシェに勝つことができる車を作るために必要なことを理解していないという印象を受けた。この時点で考え方に大きな乖離と温度差はあったが、本当のスポーツカーを作りたいなら、ポルシェ=高嶺の花という考えは捨てた方が良い」と独自に見解も持っており、本気でポルシェに立ち向かえるところまで開発が進められています。

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Reference:CARSCOOPS