フェラーリ「F12tdf」の知っておきたい5つのコト。自動車ジャーナリストがセクシーに解説

2020-12-25

「F12tdf」について知っておきたい5つのコトをご紹介

以前、「ラ・フェラーリ」の意外と知られていない5つのコトを紹介した自動車ジャーナリストのJulia Piquetさんが、今度は世界限定799台のみ生産した「F12tdf」に関する5つのことをご紹介。
「ラ・フェラーリ」の回でもそうですが、なぜかセクシーな衣装で紹介していく彼女にも注目です。

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①「F12tdf」の”tdf”は、自転車レースとは異なる”Tour De France”を意味している

車名に使用される「tdf」は、1899年から1980年代まで行われてきたカーレース「ツール・ド・フランス」を意味して、著名な自転車レースの「ツール・ド・フランス」とは全く関係ありません。

また、”tdf”という名称が付けられたフェラーリモデルは、1956年より製造された「250GT tdf」以来59年ぶりで、上記にも挙げたカーレース・ツール・ド・フランスにて8年連続優勝を果たしたことでも有名となっています。

②「F12ベルリネッタ」がベースで、更に40馬力も向上している

「F12tdf」は、フラッグシップモデルとなる「F12ベルリネッタ」がベースとなっていて、エンジン出力も40psアップの780psを発揮。

「F12ベルリネッタ」の740psでも十分すぎる程のパワーを持っているのですが、高性能限定モデルとして更にエンジンチューニングが施され、はるかに美しいサウンドを奏でています。

③「F12ベルリネッタ」よりもトラック向け。ダウンシフトは40%も速い

「F12tdf」は、ただ単に馬力が向上しただけでなく、シフトチェンジする際のダウンシフトが40%速くなり、シフトアップは30%も速くなっています。

ギヤ比が6%も短いトランスミッションを搭載することで、これまで市販化してきたロードカーの中でも最もトラック向けに開発されており、速さとレスポンスの面では、業界トップクラスとも言われています。

④ダウンフォースはほぼ倍増

まだまだ改良が施されている「F12tdf」。

シフトチェンジに留まらず、ダウンフォースの面でも更にアップデートされています。

「F12」とは異なるフロントスプリッターやフェンダー、スポイラーが改良され、これにより約2倍のダウンフォースを発生することが可能になっています。更に車体重量も「F12ベルリネッタ」に比べて110kgも軽量化されています。

⑤800台も作られていない限定モデル

「F12tdf」は世界限定799台のみ製造されたモデルで、製造年数は僅か1年間と非常に短いです。

価格も約5,230万円と高額でありながらも即完売しており、その希少性の高さが評価され、今現在では新車価格よりも倍の1億円以上にて販売されています。

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Reference:FERRARICHAT