自転車で世界最速296km/hを更新で20年ぶりの快挙。達成者は何と3児の母、その驚異的なスピードを動画にて【動画有】

2020-05-26

自転車で296km/hも出す猛者が登場

先日、湖の跡にできた平原ボンネビル・ソルトフラッツにて、自転車を使って世界最速となる296km/hを記録し、20年前に更新したオランダ人男性のフレート・ロンペルベルフ氏の記録269km/hよりも27km/hも上回る結果となりました。

この記録を生み出すためには、レーシングカーやスポーツカーを使用することで、特別に作られた自転車をロープにつなげることでけん引し、トップスピードの領域に到達したらループを離してそのまま自転車を漕ぐという危険すぎる競技?となります。


記録を更新したのは何と3児の母!

このとんでもない記録を達成したのは、何と3児の母親でもあるデニース・ミューラーコレネクさん(45)。
今回のためにわざわざ特別なレーシングカーと特別仕様の自転車を準備し、過去に一度だけテスト走行を行った時には、いとも簡単に269km/hをクリアしたとのこと。

もちろん、彼女は更に高みを目指して記録に挑戦した結果、296km/hというとんでもない記録を更新したわけですが、彼女の中では「限界を打ち破ったことは確かだ。だけど、まだ打ち破れるだけのマージンが残っている」とコメントしており、次なる挑戦に目を向けていました。

こんな感じで行われていた

ちなみに、彼女が使用したレーシングカーは上の通り。
完全なるチートレベルのF1カーではありますが、世界記録を出す上ではこういったレーシングカーは必須にもなってくるため、むしろ大歓迎。

9月18日には、同じように自転車とスポーツカーを使ったイベントが行われていましたが、そのときにはポルシェ「カイエン・ターボ」を使って欧州最速となる240km/hを記録したとのこと。

日々の継続が世界記録を生んだ

なお、彼女は10代のときから自転車での全米レースに参戦し、過去15回も優勝するほどのトップアスリート。
その後、結婚や家業、子宝にも恵まれサイクリストの世界から一度離れたものの、今回の記録に挑戦するまで、常につま先を鍛えるトレーニングだけは毎日欠かすことなく続けてきました。
そのためもあって、踏み込む力は一般男性よりも圧倒的なパワーを持っていたとのことで、こうした継続が世界最速記録を生み出した結果につながったのだと、デニース・ミューラーコレネクさんは語っています。

【2018 Project Speed Denise Mueller-Korenek 183.9mph World Paced Bicycle Speed Record】

こんな面白いドラッグレースも開催

こちらはモーターサイクルやF1マシン、ステルス戦闘機、スーパーカー、旅客機といった様々なジャンルの乗り物で最速を競うドラッグレース動画。
おおかた予想通りの結果になりますが、やはりカワサキ「Ninja H2R」が桁違いに速いですね。
そのあとのRedBullのF1マシンも追従する形で一切隙を与えません。

【Kenan Sofuoğlu F-16 uçağıyla yarıştı】

Reference:RideApart