GMより今度はアクティブエアロに関する特許を出願。シボレー・次期「コルベットC8」に採用?

2020-05-26

GMからまたもや謎のパテント資料が流出

アメリカの自動車メーカ・GMが、特殊な3ペダル式マニュアルトランスミッションに関する特許を出願していましたが、今回は更に興味深いアクティブエアロに関する特許を出願したことが明らかになりました。
これは、能動空力パーツの使用を最適化するための、データを作成する様々なセンサの使用方法を記載したものとなりますが、ザックリ説明すれば空気特性を向上させた技術開発に取り組んでおり、そのモデルとしてシボレー「コルベット」が使用されている貴重な特許資料となります。

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かなり開発期間を要する新技術?

実は9月4日にも、今回の資料とは異なる「能動的空力要素を制御するための車両・システム・及びその方法」と記された特許資料が公開されており、車輪センサと運転モードを加えて、ステアリングやアクセル、ブレーキ入力をコントロールし、更にはリヤウィングやシャッター、通気口をそれに応じて適応させる先進的な機能性を持ちます。

更に後の9月11日には「空力アクチュエータ制御システムとその方法」と記載された特許資料が公開され、具体的なモデルとして「コルベット」を使って、GMが一体どのようなことを考えているかを具体的かつ少し詳しく記載していました。

内容としては、タイヤの縦方向及び横方向の力をアグレッシブに監視し、この情報を使用して空力要素を制御する様々なアクチュエータをセットアップしているというもの。
前輪のセンサーは、フロントノーズにて調整要素のデータを提供する等して、車両の各部の読み取り値の差を比較することで、コーナーへの進入スピード等を調整することが可能となります。

なお、この特許技術は2016年に申請済みでしたが、特許庁は今までそれを公表せず、自動車に搭載すれば間違いなくその技術は進化し、他社が一斉にその技術を盗む恐れがあるとして厳重に管理されていたとのこと。
ちなみに、こうした先進的な特許技術は、いずれシボレーの最新ミドシップスポーツモデル「コルベットC8・”ZORA”」にて採用される可能性が高く、より高性能な走りが実現できれば、ニュルブルクリンクでの市販車記録を更に上回るだけの要素を兼ね備えるのではないかと考えています。

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