ポルシェディーラが顧客から騙し取った約2.8億円を払戻すことで合意。但し、詐欺を行った張本人は未だ見つからず
顧客から騙し取った約2.8億円は返金へ
先日、アメリカ・フロリダ州のポンパノビーチにあるアメリカ最大のポルシェディーラ「チャンピオン・ポルシェ」が引き起こした、顧客から約2.8億円騙し取るというとんでもない不祥事について。
この店舗に務めるマーケティング担当副社長のShiraaz Sookralli氏が、重要顧客が支払った約2.8億円をだまし取った疑いがあるとして、訴訟問題にまで発展。
結果的に、騙し取った約2.8億円はチャンピオン・ポルシェから顧客に対して、10月12日までに払戻すことで合意しました。
▽▼▽訴訟問題に発展するまでの背景はコチラ▽▼▽
詐欺で使用された口座は全て凍結。但し、事件の張本人は未だ捕まっておらず
今回の不祥事について、ディーラ弁護士のロイ・ディアス氏は、「こういった問題が発生したのは、顧客満足度を高め、顧客を完全に信用させていたShiraaz Sookralli氏の計画的な犯行だったと考えられる」と説明。
なお、Shiraaz Sookralli氏が顧客から騙し取るために新たに作った偽の会社である”チャンピオン・モータースポーツ(ペーパーカンパニー)”に、バイヤーズ・デポジット・アグリーメント専用の口座(もちろん、Shiraaz Sookrailli氏の個人口座)に”保証人名義”で追い金を支払うように命じたとされるこの口座は既に先月凍結状態。
貯金残高を確認してみると、残金は僅か4,400円程だったとのこと。
それ以外にも、ロイ・ディアス氏は、今回の問題に関するチャンピオン・モータースポーツから送金されたであろうShiraaz Sookralli氏にリンクする更なる4つの個人銀行口座も凍結するように依頼済みとなっています。
当局は、引続きこの問題を調査している段階ではありますが、肝心のShiraaz Soookralli氏は未だ見つかっていないとのこと。
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Reference:CARSCOOPS