VW・次世代「ゴルフ8」の開発車両が中国に。フロントだけでなくサイド・リヤも大幅にデザイン変更か?

2020-05-26

まさかの「ゴルフ8」のデザインが明らかに

2019年に登場予定となっているフォルクスワーゲンの次世代ハッチバックモデル「ゴルフ(Golf)8」の開発車両が、中国にて目撃されています。
次世代MQBプラットフォームを搭載する可能性が高く、それでいてフロントやサイド、リヤまでもが大きくデザイン変更されることが期待されている「ゴルフ8」ですが、なぜかフロントではなくサイド部分だけが大きくカモフラージュされていることが確認できますね。


これまで以上に攻撃的な一台になる?

今回、中国のウェブサイトとなるTwoeggz.comによってリリースされたこの開発車両ですが、明確には確認できないもののGTIのバッジと専用エキゾーストパイプが確認でき、更にリヤにおいてはショートデッキで、トランクリッドが追加されています。
リヤテールライトは、どことなく「ティグアン」のようなデザインにも似ていますが、ほぼほぼこのデザインにて量産化していく可能性も高そうです。

ホイールデザインについては、何ともクールなマルチスポークタイプを装着していますが、グレードによっては大きくデザインに偏りが出てくるため、もしかするとこのホイールはトップグレード用のホイールかもしれません。

なお、フロントヘッドライトについては、Auto Bildが発表した予想レンダリングと非常に似ていることから、その攻撃的なフロントデザインをそのまま取り入れるかもしれません。

なお、気になるエンジンについては3種類ラインナップ予定で、その中で1.8TSIの代わりに2.0TSIと、新たに1.5TGIも加わるとのこと。

Reference:autoevolution

「ゴルフ8」は公式で2019年6月に発表へ。

関連記事:公式発表。新世代モデルのVW「ゴルフ8」のロールオフは今から75週間後、つまり2019年6月末からだ(2018/1/21投稿)

フォルクスワーゲンの8代目となる新世代モデル「ゴルフ8」が、今から75週間後にヴォルフスブルク工場にて組立ラインをロールオフすることが明らかとなりました。
今から75週間後だとかなりわかりづらいですが…言い換えれば2019年6月の最終週であることが判明しており、更には今年の10月より開催予定となっているフランス・パリオートショー2018にプリプロダクションコンセプト形式にて登場する可能性が高く、更には来年3月のスイス・ジュネーブモーターショー2019にて市販モデルとして登場するかもしれません。

今回、ドイツのヴォルフスブルク工場にて「ゴルフ8・サプライヤーサミット」が開催・発表されたわけですが、同社は大部分のサプライヤーを確保し、約80%が現在の「ゴルフ」の契約を既に締結済み。
これは「相互に大きな忠誠心を示している」として、同社理事会メンバーであるRalf Brandstatter氏が説明しており、信頼と計画のための大きなセキュリティを提供するとして、新世代モデルの開発に向けて急加速していくことが予想されます。

なお、「ゴルフ8」は次世代のラインナップの中核になるとし、非常に高度で多目的な車になるといわれています。
デザイン言語においても、同社のフラッグシップセダンとなる「アルテオン」にて導入される見通しで、つまりはスポーティ路線に加えて高級志向にも舵を切るのではないかと推測。
プラットフォームにおいては、最新のMQBプラットフォームが採用されるとのことで、これは現行よりも70kg軽く、更には車体サイズにおいても大型化することは容易に想像できるかと思われます。
なお、現行の「ゴルフ7」の全長は4,265mmと、トヨタ「プリウス」の4,540mmよりも圧倒的に小さいため、まだまだ拡大していく余地はあると思われます(ロングホイールベースにより走行性能を大幅に向上)。

なお、気になるパワートレインについては排気量1.5L 直列4気筒ターボエンジンのTSI Evoが濃厚で、これに48Vのマイルドハイブリッドが搭載される可能性が高そうです。
もちろん、ガソリンエンジンがあれば、同パワートレインのディーゼルターボも登場すると思われます。
技術面においては、半自律走行技術が導入されるといわれていますが、もしこれが導入されれば、フォード「フォーカス」やルノー「メガーヌ」、プジョー「308」、オペル「Vauxhall Astra」を含む競合のコンパクトカーよりも高い価格設定になることは間違いなく、こうした中で新世代「ゴルフ8」が、新たな高級路線として切り出していくのであれば、プレミアムハッチバック市場への参入としては、十分な技術とスペックを掛け合わせた一台として対抗できるのではないかと思われます。