ベースはマクラーレン「MP4-12C」を流用したコーチビルドモデルATS「GT」が遂に登場。台数僅か12台、価格は9,500万円から

2020-05-26

約1億円もするスーパーカーが遂に販売

元フェラーリF1のエンジニアチームによって創業されたAutomobili Turismo e Sport Automobili(ATS)が、マクラーレン「MP4-12C」をベースにしたコーチビルドモデル「GT Launch Edition」を販売スタートしました。

このモデルは、ATSが1964年に「2500GT」の総生産量を称賛するために生み出された特別限定モデルで、生産台数は僅か12台と非常に少なく、価格は約9,500万円からととても高額ではありますが、既に3台のオーダーが入っているとのこと。
ちなみに、この「GT」というモデルは、50年程前から開発計画が進められていたモデルで、当時の道路交通法においてその個体を走行することは不可能と言われ消滅したのですが、今回そのモデルの復活を遂げる記念すべき年となり、ようやく顧客のもとへと提供されます。

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「GT」はカーボンをフル活用した贅沢なモデル

今回発表された「GT」は、モダンな仕上がりの中に同社のオリジナル感と現代のスーパーカーのデザインを再認識させるもので、いわゆるベースモデルとなるマクラーレンを主体としたレーシングデザインとなっています。

車格はもちろんですが、使用している素材もカーボンが非常に多く、シャシーにもカーボンを多用しているため、恐らく車体重量も相当に軽いのだと考えられます。
ちなみに足元には、超強力なブレンボ製カーボンセラミックブレーキをインストール。

インテリアはかなりシンプルな構成になっていますね。
シートやダッシュボードには贅沢にもアルカンターラを多用し、ステアリング周りにはカーボンファイバ、センターコンソール周りにもカーボンを使用しています。

ダッシュボード上には2つのノブがあり、更に2つのスイッチが確認できますが、これらはリヤウィングを上げ下げしたり、ギヤボックスコントロールを手動もしくは自動に切替えることが可能となっています。

エンジンベースはマクラーレン

パワートレインは、これもマクラーレンがベースとなっているため、排気量3.8L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力730hpを発揮しますが、オプションのATS Corsa Packageを設定すると更に100hpアップとなる830hpを発揮するとのことです。

Reference:motor1.com