BMWが全世界で約160万台にも及ぶリコールを発令。このままではディーゼルエンジンが燃えてしまう…

2020-05-26

韓国のディーゼルエンジン炎上問題、リコール台数は160万台にまで増加

以前、韓国にて大きな話題となったBMWのディーゼルエンジンモデル火災発生について、同社は8月頃に韓国での件に倣って欧州でも324,000台のディーゼルモデルを対象としたリコールを発令しましたが、この度同社は同様の技術的な設定をしたエンジンを更に調査した結果、全世界にて約160万台を対象にリコールを追加で発令したことがわかりました。

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対象期間の4気筒&6気筒ディーゼルモデルは全てリコールの対象

この大規模なリコール問題は、2016年にスタートし、排気ガス再循環モジュール(EGR)と、ある条件下にてエンジンの火災を引き起こす可能性があると説明していました。
その問題の種としては、少量のグリコールクーラントがEGRモジュール内に逃げることができる経路があるとのことで、クーラントが炭素と石油の堆積物と混合して可燃性になり、モジュール内の高温部に組み合わせると、これらの堆積物が発火し、吸気マニホールドを溶融させて火災発生の原因を生み出す恐れがあるとしてリコールを発令。

なお、原因については明確になっていないものの、対策については明らかにされていない(単に説明していないだけ?)とのこと。
対象となるモデルは具体的には述べていないものの、2015年4月から2016年9月までに輸入された直列4気筒ディーゼルエンジンモデルと、2012年7月から2015年6月までに輸入された6気筒ディーゼルエンジンモデルが全て対象となります。

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Reference:autoevolution