レクサス・新型「ES」専用シートの開発期間は3年もかかっていた!乗員が求める本当の快適シートを再現

2020-05-27

新型「ES」のシート作りには3年もかかっていた!

レクサスのミドルサイズセダンとして発売したばかりの7代目新型「ES」。
同社フラッグシップセダン「LS」に倣うデザイン性を持つ一台ですが、この個体に採用されているシートを完成させるのに約3年もかかっていたことがわかりました。
レクサス「ES」のリードエンジニアを務める河野健 氏は、「座った時に腰を完全にサポートし、姿勢が揺れないような設計をしている。常に最適な姿勢で快適なシートを作ることを心掛けてきた」と説明しています。


”F SPORT”は更にホールド感を高めたスポーツシートに

新型「ES」のシートには、ポリウレタンフォームを巻きつけた鉄フレームが使用され、ボトムクッションの表面には微妙な凹みがあり、そこに座り込むことで自然にシートと体がフィットし、人とシートが一体感をもたらすつくりを生み出しているとのこと。

また、運転中に更なるしっかりとしたホールド感を望む人には、7代目より新たにラインナップされた”F SPORT”専用の合成皮革L texシートを選択することが可能で、このシートの作りは、フラッグシップスポーツクーペ「LC」から直接的なインスピレーションを受けているとし、標準的な部品と比較して、側面と腰のサポートが強化されているとのこと。

レクサスは常に”人”を最優先した車づくりに励む

その他にも、新型「ES」では”シートインコントロール”と呼ばれる人を中心に考えた独自の空間づくりを提供しており、運転席には高い安全性と運転に集中できる空間の追求と姿勢変化や視線移動を少なくするために、スイッチ類などの操作系は、すべて手元操作にてコントロールできるように”シートを中心に配置”しています。
これにより、メータやナビゲーションディスプレイ等の表示系の高さも統一され、視線の上下移動も軽減するので、運転中のわき見運転等の恐れも少なるわけですね。
レクサスでは、走行性能にかかわらず、常に人のことを考える”おもてなし”の精神を重要視しているため、こうした技術を全面的に押し出さず”隠れた才能”として保持しておく辺りは「さすがレクサスだなぁ」と思うところです。

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Reference:motor1.com