アウディが「Q2#2スペシャルエディション」専用の量産仕様となるパーシャルマットを投入。これで更に個性的な一台へ

2020-05-27

アウディに新たな技術が採用

アウディのサブコンパクトクロスオーバーモデル「Q2」の特別仕様車となる”#2スペシャルエディション”に、個性を更に引き出すパーシャルマット(部分マット?)を量産仕様として投入することがわかりました。

このパーシャルマットとは、新しい塗料プロセスの恩恵を受ける最初のモデルとして「Q2#2スペシャルエディション」に採用されることになり、塗料の最上層には細かい梁(はり)が施されているため、艶消しのパネルのようなパーツとなります。
更には、文字やロゴ、ピクセル精度と耐摩耗性を備えた画像も印字できるのだとか。


複雑そうなパーシャルマット、実は約1分で完成するお手軽パーツ

なお、このパーシャルマットプロセスはアウディのインゴルシュタット工場の技術開発部門チームによって開発されたもので、手順としては、薄いプラスチックフィルムにて作られたテンプレートを塗装されたコンポーネントにて貼りつける流れとなっています(上の画像は「Q2」専用のサイドブレード)。

その後、特別に開発されたシステムによって、粉砕されたガラスの微粉末をスプレーし、クリアラッカーの最上層から数千分の1mmレベルまで除去していきます。これによりラッカーは僅かに粗くすることが可能になります。しかも、こうした工程はかなりの短時間にて行われるとのことで、今回のようなサイドブレードのデザインは約1分程で完成するとのこと。

実は「R8」にも採用されていた

この技術は、世界限定24台のみ販売された「R8クーペV10 Plus24スペシャルエディション」にて限定24台のみに適用された最初のデザインでしたが、今回の量産化によって他社ではマネできないような特別な優位性を持たせています。
しかも、この技術が「R8」に採用されたときには、何と”手作業”で行われていたためかなり作業工数が掛かっていましたが、今回の自動化によってその工数は劇的に減り、安価で個性的なオプションへと進化しています。

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Reference:CARSCOOPS