スズキ・新型「ジムニー/ジムニー・シエラ」の5ドアモデルが2020年に登場?そのサイズやスペック、価格も予想

2020-05-27

「ジムニー」の5ドアモデルが本格始動か

今年2018年7月に、約20年ぶりにフルモデルチェンジして帰ってきたスズキの新型「ジムニー/ジムニー・シエラ」。
発売スタートして4か月が経過した今でも人気は衰えておらず、未だ納期は約1年~1年半程と非常に長くなっており、スズキ側としても増産計画を来年より本格的に実行していくながれとなっています。
そんな中、兼ねてスズキは「ジムニー」の乗用車モデルとなる「ジムニー・シエラ」のロングホイールベース(厳密にはホイールベースの延長版)で、ドア数を増やした5ドアモデルの開発計画が粛々と進められています。


5ドアモデルの計画は既に前々から始まっていた

この情報は、今年6月にもスズキの主要販売国となっているインドでも大きな話題となっており、将来的にソフトトップとロングホイールベースモデルが登場する可能性があると言われています。
明確な時期については不明(そもそも日本にて販売するかも不明)ですが、「ジムニー」は現在3ドアのハードトップ仕様で販売しているものの、元々はオープン仕様の幌(ほろ)製ソフトトップ版にて販売されていました。

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しかし、自動車の安全基準が強化されるようになり、幌は経年劣化による雨漏りの発生や衝突時の保護度が低く、実用面で大きな問題に。
それ以外においても、オープン仕様にすることでボディフレームの強化や重量増加といったデメリットも多数発生したため、ここまでデメリットを押し切ってまで販売する必要性が無いとして淘汰され、1998年の3代目となるJB24より完全なるクローズドボディへと移行しました。

5ドアモデルが登場するのは”時間の問題”

一方で5ドアモデルの「ジムニー」というのは、過去これまで設定されたことが無く、加えて3ドアモデルは走破性の高い一台であったとしても普段使いする上では(特に後席に人を乗せるともなると)ジムニーユーザーからも大きな不満がこぼれることは間違いないと思います。
その上で、5ドアモデルが登場するタイミングは、もはや”時間の問題”ともいえますが、改めて冷静に考えたときに「ジムニー/ジムニー・シエラ」を製造する工場は静岡県の湖西工場のみということで、既に長納期が発生し生産ラインがパンク状態の中で5ドアモデルを追加投入するというのはあまりに危険すぎる行為で、更に納期を伸ばしてしまうことに繋がります。

ただ、スズキはこの5ドアモデルを日本で生産するつもりは無いらしく、現在来年の稼働を目標に設備を拡大しているタイにて生産する予定とのこと。つまり、5ドアモデルの需要が大きく見込まれる国にて即納対応できる体制を持ち、そこから他国での要求等があれば販売していくというスタンスを持っているとのこと。
もちろん、日本への導入も十分に考えられる5ドアモデルですが、まずは現ラインナップモデルとなる3ドアモデルがどこまで評価されるのかが重要なポイントになると思われます。

5ドアモデルのサイズやスペックを予想してみよう

さて、上記の通り海外にて流通するモデルとして「ジムニー・シエラ」をベースとした5ドアモデルが本格的に開発計画が進められていますが、寸法としてはどの程度拡大されるのか?というところ。
これは今現在展開されている「ベストカー」の情報としては、ホイールベースが+250mmの2,550mm、全長は3900mm×全幅1,645mm×全高1,730mmになると予想されています。
これに近いモデルといえば、トヨタ「アクア」の全長4,050mm、ホイールベース2,550mmとなりますが、それでも全長は「アクア」よりも短くなるため、後席での居心地はちょっと窮屈に思えるかもしれません。
ですが、現行の3ドアモデルに比べれば間違いなく足元のスペースや居住性は確保されることになります。

5ドアモデルの登場時期は2020年頃を予定

なお、ホイールベースが延長されるとしても、「ジムニー/ジムニー・シエラ」に採用されるラダーフレーム構造はその変更に適用できる優秀なプラットフォーム(つまりは、ラダーフレームやリジッドアクスル、サブトランスファーの車体構造は変更しなくても良い)であるため、とんでもない悪路走行さえしなければ特に問題はないと思われます。
なお、この個体が登場する時期としては2020年頃と予想されており、価格帯は210万円~240万円になると言われています。
3ドアモデル「ジムニー・シエラ」の約176万円~約202万円に比べると結構な上がり幅となりますが、更なる実用性と快適性が向上するのであれば、これだけの金額の上がり幅は十分許容されるものなのかもしれません。

例の特別限定モデルとの併売の可能性も?

なお、こちらについては引き続き推測レベルではありますが、2020年には5ドアモデルの他にも「ジムニー」の生誕50周年記念として特別限定モデルが販売される予定となっています。
詳細は不明ですが、販売台数も限定されることから相当なプレミア価値が付くことはもちろんのこと、もしかすると5ドアモデル版と同時に併売されるのかもしれませんね。

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